111206 所蔵作品展 人間国宝と近代工芸の名品@国立近代美術館工芸館(竹橋・九段下)
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投稿日 | 2011年12月09日 18:59 |
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所蔵作品展 人間国宝と近代工芸の名品
工芸館所蔵の約3,000点から近代工芸の名品を厳選し、その素材と表現の可能性を傑出させた作品約...
さてさて、
ゆこもりオススメの
国立近代美術館工芸館にて、
所蔵作品展 人間国宝と近代工芸の名品が、
来年の1/29までやっています。
工芸館ならではの
工芸館でしか出来ない展覧会です♪
工芸館所蔵の約3,000点から
近代工芸の名品を厳選して、
その素材と表現の可能性を傑出させた作品、
約110点が陳列されています。
驚いたのが、工芸館の所蔵作品であれば、
作品をフラッシュをたかないで、撮影可ということ!!
いや~、撮りまくっちゃいました(笑)
まずは、加守田章二さん。
立方壺(りっぽうこ:1969)
加守田らしい、造形的な意欲作。
よくよく見ると、
表面になにやら”文様”が書いて?あります。
大きな壺で、いつも加守田の作品を見る度に、
”よくこういうフォルムが思いつくなー”
”これが、私が生まれた頃に作られたんだなあ”
としみじみ思ってしまいます。
次は、やはり大好きな三輪壽雪さん。
鬼萩窯変割高台茶碗 龍神(1998)
ほんと、いつ見ても、鳥肌が立ちます。はあ~。。。
88歳の時の作品です。。。
御年100歳を超えた方なんですよね…。
で、今回、驚いたのは、
音丸耕堂さん。
彫漆薺(なずな)文茶入(1959)と、
彫漆銀連糸茶入(1963)
彫漆とは、
色漆を厚く塗り重ねて、
深浅自在に彫り込むことで、
模様を見せる技法なのですが、
まあ、細かく計算しつくされていて、
ため息ばかりでした。。。
あとは、
並木恒延さん 深閑(2005)も良かったなー。
漆と卵殻を使った、いわゆる蒔絵の一種なのですが、
卵の殻の”白”が、本当に雪にピッタリで、
漆の”黒”と相まってまさしく”深閑”でした~。
そして、今回の展覧会では、
協賛企画として、
京橋にある工芸館・フィルムセンターで、
工芸技術記録映画の上映をやっています♪
皆さん、見たことないですかね?
作家が制作している所を撮影した記録映画です。
ゆこもりも、じっくり見たことはないのですが、
今回は、これの上映会を出品作家のもので、
やっているんですってっっ!
いやー、これぞ工芸館!!
素晴らしいっっ!!!
金、土、日に入れ替え制でやっているそうですよー。
詳細は、
工芸館・フィルムセンター HP
http://www.momat.go.jp/FC/Cinema2-kogei/kaisetsu.html
是非、歴代人間国宝級の技を見て、
日本のものづくりのすごさを
改めて実感して欲しいです。
国立近代美術館工芸館 HP
http://www.momat.go.jp/CG/autumn2011/index.html