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所蔵作品展 人間国宝と近代工芸の名品

工芸館所蔵の約3,000点から近代工芸の名品を厳選し、その素材と表現の可能性を傑出させた作品約...

さてさて、

ゆこもりオススメの

国立近代美術館工芸館にて、

所蔵作品展 人間国宝と近代工芸の名品が、

来年の1/29までやっています。

工芸館ならではの

工芸館でしか出来ない展覧会です♪

工芸館所蔵の約3,000点から

近代工芸の名品を厳選して、

その素材と表現の可能性を傑出させた作品、

約110点が陳列されています。

驚いたのが、工芸館の所蔵作品であれば、

作品をフラッシュをたかないで、撮影可ということ!!

いや~、撮りまくっちゃいました(笑)

まずは、加守田章二さん。

立方壺(りっぽうこ:1969)

加守田らしい、造形的な意欲作。

よくよく見ると、

表面になにやら”文様”が書いて?あります。

大きな壺で、いつも加守田の作品を見る度に、

”よくこういうフォルムが思いつくなー”

”これが、私が生まれた頃に作られたんだなあ”

としみじみ思ってしまいます。

次は、やはり大好きな三輪壽雪さん。

鬼萩窯変割高台茶碗 龍神(1998)

ほんと、いつ見ても、鳥肌が立ちます。はあ~。。。

88歳の時の作品です。。。

御年100歳を超えた方なんですよね…。

で、今回、驚いたのは、

音丸耕堂さん。 

彫漆薺(なずな)文茶入(1959)と、

彫漆銀連糸茶入(1963)

彫漆とは、

色漆を厚く塗り重ねて、

深浅自在に彫り込むことで、

模様を見せる技法なのですが、

まあ、細かく計算しつくされていて、

ため息ばかりでした。。。

あとは、

並木恒延さん 深閑(2005)も良かったなー。

漆と卵殻を使った、いわゆる蒔絵の一種なのですが、

卵の殻の”白”が、本当に雪にピッタリで、

漆の”黒”と相まってまさしく”深閑”でした~。

そして、今回の展覧会では、

協賛企画として、

京橋にある工芸館・フィルムセンターで、

工芸技術記録映画の上映をやっています♪

皆さん、見たことないですかね?

作家が制作している所を撮影した記録映画です。

ゆこもりも、じっくり見たことはないのですが、

今回は、これの上映会を出品作家のもので、

やっているんですってっっ!

いやー、これぞ工芸館!!

素晴らしいっっ!!!

金、土、日に入れ替え制でやっているそうですよー。

詳細は、

工芸館・フィルムセンター HP

http://www.momat.go.jp/FC/Cinema2-kogei/kaisetsu.html

是非、歴代人間国宝級の技を見て、

日本のものづくりのすごさを

改めて実感して欲しいです。


国立近代美術館工芸館 HP

http://www.momat.go.jp/CG/autumn2011/index.html