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松井冬子
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松井冬子展 ─世界中の子と友達になれる─

<横浜美術館>  現在、その活動が最も注目される画家のひとり、松井冬子(まつい・ふゆこ)の、...

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【募集終了】プレゼント!『松井冬子展 ...

*たくさんのご応募ありがとうございました。当選者には12月20日にチケットを郵送いたしました。...

 幻想的な画家として、あるいはグロテスクな絵画としてしられている松井冬子展に行ってきました。大阪に住んでいる私にとって、ちょっとした、小旅行でした。私が、彼女を知ったのは、「yaso」という雑誌の表紙で、レオナルド・ダ・ビンチが描いた女性の横向きの肖像画に似た構図で、脳が出ているといった印象のものでした。面白いなぁと思いつつ印象に残っていました。ある日、テレビで彼女が出ているのをみて、真摯で哲学的に絵画を描いているのだなぁと思いました。そして、何よりも美人でした。そして、生の絵を見てみたいという衝動に駆られました。あの繊細な髪の毛は、どのような線なんだろうと。そして、これは見に行かねばならないという義務感が芽生えました。期待をして見に行ったわけです。
その期待を裏切ることなく、この展覧会は作品の完成までのデッサンや試作も多々ありこれだけの岐路をへてたどり着いたものだとわかります。外的要素は、一皮めくれば皆同じ人間なのだという感じにも受け取れます。死のイメージが強いですが、生のギリギリのところで生きているという力強さもありました。狂気に世界中の子と友達になれる 近い。とくに、副題?になっている「世界中の子と友達になれる 」の作品はそうではないか・・・。

「何せうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂へ (by閑吟集)」の歌が似合うような展覧会でした。