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ロバート・ロンゴ
望月三起也
ワイルド7
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昔、ジェフ・クーンズやデビッド・サーレの現代美術が心底カッコ良かった頃、僕にはもう一人の気になるヒーローがいた。それはロバート・ロンゴ。

ロバート・ロンゴの実物作品を初めて見たのは1995年、伊勢丹美術館で開かれた日本初の回顧展だった。
この時、彼の出世作『メン・イン・ザ・シティーズ』シリーズと共に、ひと際、存在感を誇っていた作品群があった。その名も『ボディーハンマー』。
そのテーマは、アメリカ銃社会を告発するもので、高さ2mの紙にチャコール、グラファイトを使って、巨大な銃を描いたものだ。
方法論は至ってシンプルだが、極端に拡大された38スペシャルや357マグナムの銃口が鑑賞者に狙いすます、そのビジュアル・ショックは、表現云々の問題を超え、意識を、只々、モチーフの存在意義にのみ向かわせる、端的にして圧倒的なものだった。
観客はそこで改めて〝銃〟というものの異容と背景に思い至らされ、戦慄したのであった。



続きはこちらで http://longtailscafe.com/backnumber/backnumber_29.html

2012/11/15 06:19 投稿

ロングテールズFILE;vol.31 その男、トラヴィス・ビックル。up しました!

ニューヨーク、というと、まず最初に...