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イベント訪問レポート
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レオナルド・ダ・ヴィンチ
日比谷公園
モナ・リザ
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ダ・ヴィンチ展の記事の続きです。

モナリザの研究コーナーは必見です。勿論モナリザは来ていませんが、驚きの2億4万画素カメラで撮影して1000DPI高解析度印刷の実物大レプリカも来ています。
板の裏側、挟んでいる防弾ガラスも忠実に再現されており本物と入れ替えて展示しても見分けられないでしょうね。

それと赤外線撮影したモナリザの各パーツのパネルが展示してあります。

これはもう本当にびっくりでした。
今まで認識していたモナリザとは全く違うのです。

かなり時間をかけて実際のモナリザと赤外線で写した画像と比べるとはっきりします。パっと見ただけではわかりませんのでじっくり観察してみてください。


我々のイメージにあるモナリザはどんなでしょう?
おそらく、太っていて、まっ黒のガバっとしたドレスを着ていてなんとなくマツコデラックスさんの衣装を思い出しませんか?

実際は違いました。

ラファエロがモナリザの当時のデッサンを残していますが、それに印象が近いです。

本当のモナリザは、
肩から二の腕にかけても華奢で、ウエストもキュっとくびれた服を着ています。
その上に毛布をひざ掛けとしてかけて手で押さえてるのと、ヴェールが黒くなって変色し腕と同化してるので腕も2倍の太さに見えてしまっていました。


上画像でも分かりにくいですが左から2枚目が実際に描かれた当時のモナリザ。

顔に関しては、
最初はもっと幅広の顔だった。
目頭の出来モノにみえるものはニスに水がかかって出来た跡。コレステロールの塊などでは無い。
眉毛とまつげもちゃんと描いてあったが消えた。
微笑みももっと普通に笑っていた。

会場ではもっと細かい内容の説明がありました。



衣服では
胸元のへりにレースが描いてあったが殆ど消えている。
襟ぐりの輪郭の上、髪の毛の横にもにヴェールが描かれている。
毛布のひざかけの存在。両手で押さえている。妊娠して腹を押さえてるわけではない。
右胸の下、腕との間にわずかに隙間があって、くびれが見えるのでウエストの締まった服の上にヴェールと毛布が乗っていて太ってるように見えていた。
服の色は緑、袖は金色。


顔料も判明したらしく、ラピスラズリや朱、鉛などを使用。どこに何が使われて描いてあるか詳しい説明もありました。


手。

右手人差し指が明らかに未完成。下書線も見えてる。
左手指は大幅に変更された。
その左手で毛布をつまみ、右掌で毛布を押さえてるので右手が少し立っている。

これも大きいパネルと説明がありました。


他、椅子の肘掛の組木細工模様や形。
両脇の柱の描写が判明。


モナリザは描かれた当初は、もっと普通の若いお嬢さんの普通の肖像画だったようです。表情も謎めいた・・・というよりも普通に爽やかな印象の微笑みだったようです。
のちの修復と年月の効果で今のような神秘的なまなざしになったようです。
他の絵画については3に続く。。

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