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コンサート
ミドル
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12/16(木)矢沢永吉さんの武道館でのコンサートにいってきました。
10/28に始まったアルバム「Twist」の全国ツアーの27回目で武道館で2日目。YAZAWAのMCによると、武道館での109回目のコンサートだそうです。すごいですね。

初YAZAWA、です!私が見に行きたくてまだ見ることができていない日本人アーティストの筆頭でした。あとは山下達郎さん、竹内まりあさん、寺尾聡さん。そのバックを務めていたギタリストも好きで、山本恭司さん、今剛さんはソロでも見に行きたいです。

以下、開演前のことから順にレポートしてみます。
飲酒入場禁止ですって。ハーッと改札の前に息を吹きかけさせられました。飲んで暴れる人が過去にいたからでしょうか。(入場者数考えると監視員のこの仕事は大変ですね。)
リーゼントの人が2ー3割ぐらいいました。そして白いスーツでばっしっと決めている人が結構いました。なかにはオレンジのスーツの人たちも。昔コンサートでYAZAWAが履いていたのでバッシューの人や学校の上履きっぽい履き物の人もいます。
年齢は30~60歳の間の人たちです。私たちの隣の席はYAZAWAと同い年ぐらい(60前後)の落ち着いた夫婦。逆側は私と同じ世代風のまじめな(になった)あんちゃん風の男達。見渡すと、怖そうなかたもいますが、みんなルールを守ってYAZAWAのコンサートを楽しもう、という暗黙のルールがあるかのようです。
開演前から、応援団さながら「ヤザワ、ヤザワ」のコールを促すあんちゃんに、その周囲の席の観客が応えます。いままで経験したコンサートにない独特の雰囲気です。

開演はアルバム「情事」から「Flesh And Blood」。いきなりYAZAWA、ギター、ベースが張り出しのところに出てきて大歓声で観客が迎えます。
音響のバランスは、当然ですがYAZAWAの声がちゃんと聞こえるように調整されていて、大音響ではなく、各パートがつぶれないような丁寧な仕上がりになっています。一曲一曲ちゃんと音を堪能できました。
新しいのは男性コーラスが入っていたことです。それにより曲に厚みが出ていると思いました。
バラード中心の選曲でした。2曲はロックで、観客も立ち、次は1~2曲バラードを観客は坐ってじっくり聴く、というペース。ミドルの体に優しいペース配分です。バラードは新譜「Twist」からの「HEY YOU・・・」がよかった。そして未発表の新曲も披露していました。その曲名は忘れましたが、街から街に旅する心情を歌った新しいバラード曲です。これが初めて聴いた気がせず、心に染み入ってよかったです。アンコールのトラベリングバスに続くひとつの布石だと思いました。
また、ここ数年のコンサートでは演奏しない曲にも光を当てているようです。 「YOKOHAMA二十才前」からの「苦い雨」や「Anytime Woman」から「長い黒髪」です。久しぶりに聴き懐かしかった。
MCはさすが、うまいですね。ネタには尽きないので、YAZAWAもいろいろしゃべりたくて仕方ないようですが、そのなかから厳選していたようです。観客も、演奏同様MCをとても楽しみにしているようです。
まだミュージシャンとして食べていけるかどうか見えない、あがいていた駆け出しのころ、日航パイロットを目指すというメンバーとの横浜駅西口での別れの話。私をコンサートに誘ってくれた相棒イニシャルY(panda)によると、こちらは「成り上がり」にも載っている話だそうで、ぐっときたそうです。私の横でハンカチで涙を拭いていました。
バックのメンバーのなかで一番の若手だが最近女の子の父親になったキーボーディストの紹介のなかで、手に職つけて、それがミュージシャン。ミュージシャンで食べていくって本当に大変だが、よくここまで頑張ってきた、と激励していました。直接そうは言わないですが、YAZAWAはこの世の中でそれぞれの場所でがんばっている中年男女を応援しているよ、というメッセージが観客に伝えているのだと思います。
CJ3のアーティストのみなさんもアートで身を立てていけるか、苦しんだり悩んだりされていることもあるのかもしれない、と思いを馳せました。そしてCJ3の運営に乗り出したクリエ・ジャパンの社員のみなさんも。私はYAZAWAに比べたら大変小さな器ですが微力ながら、アーティストのみなさん、そしてCJ3を応援したいと思います!

それから、「時間よ止まれ」は、昨年の紅白のカタキ討ちだと言っていました。‘時間よ止まれ なんて、罪なやつさ、パシフィック、青い空、とか簡単なことばしかないのに、「矢沢さん出番10秒前です、10,9・・」とやられたとたんに頭真っ白、歌詞忘れ、その後はYAZAWA作詞家よー’の話は大ウケ。私も紅白で永ちゃんみているときは歌詞を忘れたなんて気がつかなかったのですが、途中から歌詞と合わないためかテロップが画面から消えたのを覚えています。なにかのテレビ番組でインタビューに答えたときに言っていましたが、結構緊張する気質だそうです。そんなふうに見えないのにね。
アンコールのトラベリングバスでは相棒イニシャルY(panda)からもらったタオルを私も投げました。
私はどこかに落としてしまうといけない、と理性が働き手から放さずにいましたが、毎年通うリピータの人なのでしょうか、ちゃんと手を放して投げてキャッチしている人も多いです。狭いストライクゾーン=座席なのに。

夢のような2時間15分でした。また現実に立ち向かっていく勇気を与えられた気がします。

一番好きな「Yes My Love」や一番好きなアルバム「共犯者」からの選曲がなかったのが少し残念でした。レパートリーが多いから仕方ないですね。

真也 (14年前)

Ophelia SAND ARTさん 
早速読んでいただいてありがとうございます。是非タオル投げにいってください!私は今度は、どこかにいってしまってもいいように、2-3枚持っていこうと思います。

Ophelia SAND ART (14年前)

凄い!佐野さん^^読み食いついてしまった(笑 わが街にも矢沢さんよく来るようになって一度行ってみたいな~と思ってました。あの独特の雰囲気にわたしも絡みたい^^わたしもあのタオルの行方気になってました。みんな隣近所の人の持って帰るのかな~と今度機会があったら矢沢行ってきます!! 

2010/12/22 14:15 投稿

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