美しい、だけではないオトニエル
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投稿日 | 2012年02月22日 14:31 |
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ジャン=ミシェル オトニエル:マイ ウェイ
<原美術館> フランスを代表する現代美術作家、ジャン=ミシェル オトニエルの日本初個展。ジ...
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2011年3月2日~5月23日まで、パリのポンピドゥーセンターにて20万人もの記録的な入場者数を動員した「My Way, Jean-Michel Othoniel」の回顧展を、原美術館の空間に合わせて再構成した展覧会。
「ラカンの大きな結び目」や「自立する大きな結び目」などガラスを素材とした大型立体作品は美しく、壮大でありながらも繊細で、儚く映る。
展覧会カタログの坪内雅美著「苦しみのかたちから祈りのかたちへ」で、オトニエルに大きな影響を与えた出来事として、フェリックス・ゴンザレス=トレスのAIDSによる死について触れられている。
オトニエルは彼の死の翌年(1997年)、彼の死を悼み、「傷のネックレス」と名付けたプロジェクトを行っている。
十数年前にゴンザレス=トレスの作品の前に立ったときのことを思い出してみる。
オトニエルとゴンザレス=トレス。
そういえば、二人の作品はどことなく似ているような気がする。
物質感に相反するような、その作品の存在感が。
参考サイト:
原美術館「ジャン=ミシェル オトニエル:マイ ウェイ」プレスリリース
http://www.haramuseum.or.jp/jp/common/pressrelease/pdf/hara/jp_hara_pr_JMOtho_111129.pdf
My Way, Jean-Michel Othoniel
March 2 2011 - May 23 2011
http://www.centrepompidou.fr/Pompidou/Manifs.nsf/0/9683E6A6EB3C14C5C12577E5003937D3?OpenDocument&sessionM=&L=2&form=
Guggenheim Collection Online
http://www.guggenheim.org/new-york/collections/collection-online/show-list/artist/g/?search=Felix%20Gonzalez-Torres