コミック / DEEP Forest_お金虫
■原画:1995年ごろ制作 / デジタル版:2004年制作(原画はペンなどのアナログで制作/デジタルはアナログ版を元にPCでデジタル制作したものです)
■あらすじ:ある若者のもとに「お金虫」と名乗る妖精がやってきて「契約」をしたいといってきた。カレは若者に富をあたえるかわりに自分たち主人公の増殖を手伝うように依頼してくる。そしてその契約以来若者のもとにはどんどんお金が集まってくるようになるのだが…
★作者からのひとこと・・・
この物語は精霊とお金をテーマにした作品です。
お金は古代より物と物との交換のために使われていたツールのようなものとして人間社会に登場してきましたが、その存在価値が増す一方で、お金に惑わされる人や社会が生まれてきたようです。またお金自身も物質的な物からデジタル的な見えないモノへと変化していき、それと比例してか人がお金に対しての価値観も変化しているようです(まだお札や小銭のときは多少はお金に対してのありがたみなどの意識があったが、そういう物ではなくなり、ただの明細や情報でしかみなくなるとそのありがたみも人の意識の中で薄らんできたような気がするのです)この物語はそんなDEEP Forestのキャラクターとして お金の精霊「お金虫」が登場するお話として描きました。
また備考として 「虫」というのは本来は「龍」を意味するということです。昆虫のほうは「蟲」が本来つかわれるべき文字なのですが、明治維新後に漢字などの制限(江戸時代まで同じ読み方で同じ意味の漢字が何種類もあったからわかりやすい漢字だけを残したそうだ)をするときにムシという文字も簡単な文字のほうに統合されたようですが、ここでは「お金虫」の「虫」とは精霊の「龍」の子供たちを意味している存在です。だから「お金虫」は卵のような姿をしていて、それが大きく成長(この場合 ひとつが育つのではなく、群集となって成長する)すると「経済」という龍の大精霊に化けるのです。
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