岐阜県現代美術館での展覧会を見て
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投稿日 | 2010年12月27日 11:27 |
このブログで紹介するイベント
ハンス・コパー展 ― 20世紀陶芸の革新
本展は、ハンス・コパーの生涯と芸術を、 日本で初めて紹介する大規模な回顧展です。
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コパーの言葉から思いをはせると、、、
岐阜県現代陶芸美術館で以前見た感想です。 初めての作品...
さて、ハンス・コパー展の具体的感想ですが、
本当に、ストイックな感じが出ている作品群でした。
加守田章二の釉薬を掻き落とす作品がふとよぎりました。
コパーも、表面にかなり固執していて、
釉薬を掛けては乾かし、やすりで磨く過程を
何度も繰り返して、仕上げたそうです。
コパー作品は、その形状により、
いろいろと呼び名があるのですが、
私は、その中でも、キクラデス彫刻に感化されたという
”キクラデス・フォーム”の小さな作品が
とても気に入りました。
筋萎縮性側索硬化症で制作出来なくなる
直前まで、制作していたカタチです。
全てロクロで成形していたというのですが、
どうやってやったのだろう、、、と、
幾何が不得意なゆこもりは、苦戦しました(笑)
でも、すべて花器、つまり”器”なんですよね。
器というレギュレーションの中で、
いかに表現するか、、、。
何だか、抹茶碗などと同じ気がしました。
そういう点では、結構日本人好みというか、
共感できる作家だと思います。
”岐阜県現代陶芸美術館 HP”
http://www.cpm-gifu.jp/museum/tenraninfo/03_1index.html