西郷孤月没後百年記念特集展示@松本市美術館
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投稿日 | 2012年05月02日 07:20 |
西郷孤月 台湾風景
さてさて、お久しぶりです~♪
先日、松本市美術館に行ったら、
西郷孤月の小規模な展覧会をやっていました。
西郷孤月は、以前もご紹介した
松本出身の明治時代の日本画家です。
横山大観や菱田春草、下村観山といった、
そうそうたるメンバーと肩を並べる画家なのですが、
38歳で夭折したことや、
若くして中央画壇から距離を置いたことで、
一般的知名度は少ないかもしれません。
でも、やっぱり、すごいんです!!
4年前に、松本市美術館でやった展覧会の作品が、主だと思うのですが、
久々に見て、改めてタメ息ものでした…。
特に、六曲一双の屏風”山水図”は、
銀地に墨の濃淡で描かれていて、
大胆さと緻密さが絶妙な一品。。。
他にも、”夜桜之図”は、薄墨のバックに桜が特異だし、
富士乃湯さん所蔵の”朝の海”は、
海のパステル色がなんとも淡く、穏やか。
台湾に旅行に行って描いた作品”台湾風景”は、
それまでとは、ちょっと変わった画風で、独特。
などなど、15点のみなのですが、
企画展は、”モダンデザインの精華”展を
やっていますので、よかったらそちらと合わせて
是非、見に行ってくださいね。
そうそう、この展示は、前後期で展示替えがあって、
5/27までが前期で、7/1までが後期です。