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現在下記のサイトでDEEP Sky 第十四話「エピソード14 カナンとアビン」 をただいま掲載中です(iPhone/iPad/Androidでもご覧になれます)。よかったらご感想を。

http://mangag.com/manga/?p=697 (iPhone/iPadでもご覧になれます) 


★作者からのひとこと・・・
以前にも書きましたが、この物語は最初におおまかな感じでの脚本を書きました。

それは第一稿で 次に第二稿を書く予定でしたが そのときあまり文章が書きたくなかったので、その第一稿をもとに漫画を制作していくことにしました。当初はクオリティーも高い画質で描く予定でしたが、それでは時間がかかってしまうのと ひとりでは健康面でなかなか難しいということがわかり、友人の助言もあり、原作をつくる感じでつくることにしたのです(こんなハードな制作状況では身体がもたないと精神的に追い詰められたとき友人が 本編は漫画家をつかってあとでつくればいいといわれ楽になった)。
つまり普通の漫画なら 戦闘シーンが派手だったり、心理的な人間関係でのドラマがおきたりするのですが、この物語に関しては そういうものはだいたい省いています。戦いのシーンはなるべく短くすむようにしているし、心理的なドラマもあまりなく、やりたいならやる、やならいならやらないと はっきりした登場人物が多いのです。

でもそんな中だからこそ出てくるアイデアなどもあります。
例えばこのエピソード14では 当初は部族長ののロボット軍団と敵方のライヴメタルとの戦闘シーンを予定していたのですが、それだとページ数が多くなってしまう。あとの予定を考えるとどうにか戦闘シーンは短くしたい… そこで出てきたのが戦隊モノのオープニングのように 主題歌が流れ、それにあわせての画が流れていく…というアイデアでした。そうなると制作にものってきました。戦隊モノの主題歌のような感じでの歌詞も浮かびましたし、そういう絵のイメージも出てくるのです。それにそのときテレビで「P-リーグ」という女子ボウリングの番組が流れていたので、相手のボウリングのピンに見立てていっきに倒してしまおうという案まで出てきたということです。

このほかにもエピソード8で出てきたドラゴンアロー(弓矢のような武器からハリケーンがうまれ相手をたおす)も 大群でやってくる敵をたおすのに どう戦うか しかもなるべく戦いのシーンは短くしたいと アイデアを考えていたら、大きな竜巻で相手を吹き飛ばせばいい… そういうば嵐という感じは龍に通じる(虫という文字は古代では龍のことを指すという だから嵐という文字の中に虫があるのは龍が大風をおこしている姿という説もある)からと うまれたアイデアでした。

またこの物語全般に流れるギャグというかコミカルなシーンなどもそうです。当初はもっとシリアスな感じの物語でした(僕としてはスターウォーズかガンダムか…という感じ)。しかし物語を簡略化することでストーリーの流れがカクカクしてくるような感じがしたのです。だからそれを円滑に流すためにところどころコミカルなシーンを入れることにしたのです(あと僕の絵柄もありますが)。

このように自分の作品ですが、自分である特定の規制をすることになったのですが、それがかえって面白いアイデアが浮かんだりしました。いや 逆にそっちのほうがよかったのかもしれないとも思えるものです。アイデアって条件がいいからいいアイデアがうまれるとかではないようで、逆にある特定な規制があるほうがかえってそれをなんとか工夫しようとして いろいろなところにアンテナをはるようになる(その状況をなんとかしようとよりまわりに敏感になる)、だから浮かんでくるのかもしれません。

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