越後妻有トリエンナーレ2012~松代エリアその2・松之山エリアその1~
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投稿日 | 2012年09月05日 20:15 |
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さてさて、
引き続き、残りの松代エリアからです~。
気ままな車中泊は、寝初めは少し暑かったけど、
朝方は少し肌寒いくらいでした。
なかなかの車泊日和となりましたね(笑)
朝まったり散歩しながら、
1時間位かけて、農舞台周りの作品群鑑賞へ。
一度拝見している作品でしたが、森の中に設置してあるので、
森林浴がてら、気持ちよく見れました♪
クモの巣にかなり引っかかったり、朝露にかなり濡れましたけど。
駐車場に戻ると、昨日、見かけた車も車中泊のご様子。
思い切って声をかけると、神戸から来たというカップル♪
しかも、元信大生で、松本に在住経験あり!
まあ、奇遇ということで、いろいろ情報交換しましたー♪
こういうことがあるから、面白いですねー。
そして、二日目はまず、日大芸術学部(日芸)の脱皮する家から
前回行って、とても感動した展示です♪
朝9時前だったのですが、係の学部生が、入れてくれました。
ありがとう蛭田くん!
オープン準備中だというのに、ついつい、四方山話をしてしまいました。
2回生で、鉄の彫刻をやりたくて、”鉄の”日芸に入ったという素晴らしい目的意識!
是非、制作頑張ってくださいね~!!
で、ひとつ、視野に入った不思議な軽トラ…。
よく見ると、自転車で漕ぐようになっていました(爆)
後で聞くと、イベントで使った、とのこと。
坂道だと、6人でも大変だったそう。
いつか是非、乗ってみたい。
そして、お次は、
地震、大雨、豪雪などの影響で、今回で取り壊される
中瀬康志”儀明劇場”
はじにあるせいか、今まで行ってなかったですね。
特長的な赤い桟橋?セリ?が、
自然の中で、ひときわ異彩を放っていました。
さらに、次の展示は、
川俣正”中原佑介のコスモロジー”
これは、今回、五指に入る展示でしたよっ!!
故中原さんの蔵書約3万冊を川俣さんらし展示で、
一部、読めるコーナーもあったので、
中原さんも解説している勅使河原蒼風の画集なんかを見たりして、
思わずマッタリしちゃいました。
後々、こへび隊の詳しい人から聞いたところによると、
本当は、全て読めるようにしようとしていたそうなのですが、
整理が追い付かず、今回はやむなく一部のみの閲覧とのこと。
全て読めるようになったら、
ここだけで、丸一日費やすことになりそう…。
中原さんは、恥ずかしながら存じ上げなかったのですが、
とても、興味が湧きました。
それにしても、蔵書を見るって、
その人の頭の中を見るみたいですね
それにしても、やはり川俣さんすごいわー。
こういう展示のやり方もあるわけねー。
しかも、CIAN(Center for Interlocal Network)という情報センターに。
情報センターだけあって、全国各地のアートフェア情報も
しっかりアーカイブスがしてあり、常駐の方も展示に詳しかったです。素晴らしい♪
そして、二日目のメイン、
蓬平いけばなの家での、かとうさとる先生のワークショップへ♪
途中迷って、ギリギリに到着(苦笑)
10人ほどの受講生が、2時間ほど生け花の手ほどきを受けました♪
先生のことは、詳しく存じ上げないのですが、
とてもお話し好きで、珠玉の言葉を幾つももらいました♪
今回のメインは、カサブランカ。
前回、先生が参加したとき、奥様がカサブランカを気に入ったそう。
カサブランカは、妻有の名産だそうです。
私は、生け花は習ったことはないのですが、
やっぱり、最低限の”則”は知ってて、損はしないですよね。
先生は、さすがに手品のように、素晴らしい生け方を披露してくれました♪
展示の方ですが、
これまた、相変わらず、素晴らしい展示の数々。
かとうさとる”妻有降臨”
日向洋一”植物に語らせるもの”
長井理一”花のわらしべ・手探りの間”
大塚理司”モスラの時代”
宇田川理翁”明日のために”
いけばなの家は、毎回、はずれがありません!
ここも、是非、見て欲しい所ですよー♪
そして、同じ集落にある
古巻和芳”養蚕プロジェクト”
以前展示していた家が、
豪雪でつぶれてしまい、今回の場所にお引越しとのこと。
糸ぐるまを大きくしたような、
4本の柱に、来たお客さんたちで、
水に浸した4つの繭から、生糸を紡ぎだし、巻いていくというもの。
なかなか切れないものなんですねー、生糸って。
思わず、2周しちゃいました♪
ここ蓬平も、以前は、部落中で、
お蚕さんを飼っていたそうで、
多い時だと、5回/年も育てたそうですよ。
次の展示は、
クロード・レヴェック”静寂あるいは喧噪の中で”
以前も来ましたが、この”赤”は印象的です。
今回は、新たに野外に、ステンレス製モビールが風に揺れていました。
そして、松代エリアを後にして、松之山エリアへ。
礒崎真理子”Flower2012「We are here!」”
やはり、神社の境内に展示。
夕立が降ってきたが、ぎりぎりセーフ
この旅の間、結構、夕立が降ったんですが、
地元の人にこの後の温泉で聞いたら、
ずっと降っていなくて、秋冬野菜の種まきが出来ずに困っていたらしい。
まさに、恵みの雨だったよう。
二日目はこれにて、終了~♪
夕飯を松之山温泉郷内で済ませ、
定食屋のおばちゃんオススメの鷹の湯へ♪
松之山温泉は、日本三大薬湯と言われ、
(あと二大はどこ??(笑))
わたしも、2003,2006と来たけれど、
どうしても、温泉の匂いが、油臭くて馴染めなかった。
おばちゃんに言うと、怪訝そうな顔で
”いいお湯だよ…。毎朝、鷹の湯入ってるわよ”と言われてしまった。
鷹の湯さんには、まだ入っていなかったので、早速行ってみました。
確かに、源泉が違うからか、さほどの匂いは感じられず、
先に露天に入っていた地元のおじさんも、
このお湯で、病気が治ったということで、
片道40分弱かけて、毎日通っているとのこと!
すげー、ファンがたくさんいるみたい。
ここら辺は、いろんな泉質の入浴施設があるみたいで、
湯田温泉など、シンプルな泉質のところもあるらしい。
で、本日は、松之山温泉入口の駐車場にて、車中泊。
かなり本降りの夕立があったので、快適だ♪
いけばなでもらったカサブランカ一輪を早速、車内で生けてみた。
いい香りだ~~♪♪
三日目~松之山エリアその2~に続きます♪