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国宝 大神社展

<東京国立博物館> 伊勢神宮の第62回式年遷宮を機に、神社本庁をはじめ、日本全国の神社の全面...

さてさて、

結構巷で、面白いと評判の

上野 東京国立博物館(東博)で、6/2まで開催中の

国宝 大神社展に行ってきました~~♪

いやー、よくもこれだけ、集めて来たなー、ということとともに,おんもしろいっ!!

ゆこもりは、仏像は好きで見るのですが、

神像は、ほとんど見たことなくて、

こんなに表情が豊かで、なんていうか、ほんと面白い風情なんですよっ♪

いや~、新発見♪

例えば、広島・南宮神社の男神坐像は、

四軀あって、ビックリしていたり、ふくれっ面だったり、

思わず、顔真似しちゃいながら、楽しんじゃいました~(笑)

京都・大将軍八神社の男神坐像は、困り顔(苦笑)だったし、

岡山・高野神社の随身立像は、

歯が出ていて、カッと目が見開いている”形相”だったり、

滋賀・日牟禮八幡宮の男神坐像は、

左右でかなり違うイビツなお顔♪

展示は、六章構成になっている最後が、「神々の姿」という

神像中心のもので、ここが一番の見どころだったかなー。

神像以外でも、

何故か京都・細見美術館蔵の春日神鹿御正体(14C)なども、

金属製の精密にできた作品で、素晴らしかった…。

そして、第五章の「伝世の名品」もすごかった…。

いっちばん最初に展示してある、

茨城・鹿島神宮の

直刀(ちょくとう)黒漆平文(ひょうもん)大刀が圧巻…。

”大刀”というだけあって、ゆこもりの身長以上の長さの太刀が、

ほんと、すごいんですゎ…。

九世紀にすでに、これだけのものを制作できたんだ…と思うとともに、

果たして、今、出来るんだろうか…、とも思いました。

人間、必ずしも、進歩しているとは限らない、とまで感じましたょ…。

他にも、奈良・石上神宮の鉄盾(五世紀)の”びょう留め”もすごかったし、

福岡・宮地嶽神社の瑠璃壺も、

七世紀にガラスの骨壺というとても珍しいものでした。

第二章の「祀りのはじまり」もすごくて、

最近まで、ドラマ”あをによし”の再放送をやっていたので身近に感じた、

三角縁神獣鏡(福岡・宗像大社;4~5C)もありましたし、

方格規矩鏡(福岡・宗像大社;4~5C)などは、

キレイな幾何学模様が施されていて、

「T」や「L」や「V」に見えるんです!

虁鳳鏡(福岡・宗像大社;4~5C)なんて、ワニ!が描いてあるらしい…。

鏡だけでなく、石で出来た勾玉滑石製子持勾玉(福岡・宗像大社;5C)も面白いカタチで、

まるで、鳥が飛んでいる感じ。

にしても、こんなにいろいろ収められている福岡・宗像大社おそるべし…。

いつか、参拝したいものです。

第三章「神社の風景」では、

那智山宮曼荼羅(和歌山・熊野那智大社:16C)は、

那智の滝が右端に描かれている有名な絵ですね。

よくよく見ると、描かれている人物が滑稽で、

神々しいというより、とても身近に感じられました。


6/2までと会期はあまりありませんが、

今年が、伊勢神宮の式年遷宮があるから出来た展覧会だとのこと。

是非ぜひゼヒ、見に行って欲しい展覧会ですー!!




国宝 大神社展 HP

http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1573