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光と風をかんじて……展

<ホキ美術館> ホキ美術館の所蔵作品約350点のなかから、光と風を感じる作品をえりすぐり、展...

さてさて、

千葉巡りの中、やっと行けました~!

写実絵画という、まるで写真のような”そのもの”の絵だけを

蒐集した珍しい(というか唯一の)私設美術館・ホキ美術館。

建物を含めて、なかなか凝ってました。

私の大好きな磯江毅作品三点と、諏訪敦作品一点もありました~♪

おもに現役の、ご存命の作家作品を扱っているんですが、

さすがに、磯江さんは外せませんよねっ!!

スペースは9つあって、それぞれのギャラリースペースで展示を変えています。

ゆこもりが今回一番気に入ったのは、ギャラリー⑧♪

照明を落として暗がりで、ガラスをなしにして、直接、絵が見れます。

座るクッションの椅子まで黒かったです♪

その中で、今回一番気に入った作品がありました。

島村信之 「西窓」

窓辺に、ソファーに寝そべって、微睡む若い女性…。

島村作品は、結構、熟女?の絵が多くて、

手のしわとかが、熟女ならではの感じで、

だから、熟女を描くのか!?というくらいの描写なのですが、

この「西窓」は、若い女性でしたねー。

若い女性ならではの肌質とか、

カーテンの柔らかさとか、もたれるソファーの柄とか、

窓辺に置かれたビー玉とか、本当に精緻でした…。

素晴らしかった…。

ギャラリー⑧には、

諏訪敦 「untitled](2010)もあり、

この絵だけ館内で唯一、死体でした。

諏訪さんは、お父さんの「死」を契機に

写実を始められた経緯があり、

お父さんが亡くなってかなり経ってから、描いているそう。

なので、参考になるのは、その時の遺体の手触りと、自分の「顔」とのこと。

この絵は、「未来の自画像」ともおっしゃっていて、

なるほど…と思いました。

それにしても、創設者の保木さんは、

森本草介さんとか、野田弘志さんを多く収蔵されているのですが、

私は、う~ん…。

磯江さんと諏訪さん、そして、今回初めて知った島村信之さんがいい。

写実でも、作家さんによって、全然違うんですよねー。

これは、発見でした!!

写実はどうしても、そのキレイさに目が行きますが、

どうして?、何故?、それを描いているのか…。

ゆこもりは、そこに興味があります。

磯江さんの作品には、

見れば見るほど、いろんなものが見えてきて、

「どうしてそこに、輪ジミが…」とか、「セロテープの跡??」など

不思議なものが描かれています。

是非、見に行って、

皆さんのお好みの写実絵画を見つけてほしいですねっ♪




ホキ美術館 HP

http://www.hoki-museum.jp/index.html