130602 光と風をかんじて展@ホキ美術館(千葉・土気)
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投稿日 | 2013年06月09日 21:41 |
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光と風をかんじて……展
<ホキ美術館> ホキ美術館の所蔵作品約350点のなかから、光と風を感じる作品をえりすぐり、展...
さてさて、
千葉巡りの中、やっと行けました~!
写実絵画という、まるで写真のような”そのもの”の絵だけを
蒐集した珍しい(というか唯一の)私設美術館・ホキ美術館。
建物を含めて、なかなか凝ってました。
私の大好きな磯江毅作品三点と、諏訪敦作品一点もありました~♪
おもに現役の、ご存命の作家作品を扱っているんですが、
さすがに、磯江さんは外せませんよねっ!!
スペースは9つあって、それぞれのギャラリースペースで展示を変えています。
ゆこもりが今回一番気に入ったのは、ギャラリー⑧♪
照明を落として暗がりで、ガラスをなしにして、直接、絵が見れます。
座るクッションの椅子まで黒かったです♪
その中で、今回一番気に入った作品がありました。
島村信之 「西窓」
窓辺に、ソファーに寝そべって、微睡む若い女性…。
島村作品は、結構、熟女?の絵が多くて、
手のしわとかが、熟女ならではの感じで、
だから、熟女を描くのか!?というくらいの描写なのですが、
この「西窓」は、若い女性でしたねー。
若い女性ならではの肌質とか、
カーテンの柔らかさとか、もたれるソファーの柄とか、
窓辺に置かれたビー玉とか、本当に精緻でした…。
素晴らしかった…。
ギャラリー⑧には、
諏訪敦 「untitled](2010)もあり、
この絵だけ館内で唯一、死体でした。
諏訪さんは、お父さんの「死」を契機に
写実を始められた経緯があり、
お父さんが亡くなってかなり経ってから、描いているそう。
なので、参考になるのは、その時の遺体の手触りと、自分の「顔」とのこと。
この絵は、「未来の自画像」ともおっしゃっていて、
なるほど…と思いました。
それにしても、創設者の保木さんは、
森本草介さんとか、野田弘志さんを多く収蔵されているのですが、
私は、う~ん…。
磯江さんと諏訪さん、そして、今回初めて知った島村信之さんがいい。
写実でも、作家さんによって、全然違うんですよねー。
これは、発見でした!!
写実はどうしても、そのキレイさに目が行きますが、
どうして?、何故?、それを描いているのか…。
ゆこもりは、そこに興味があります。
磯江さんの作品には、
見れば見るほど、いろんなものが見えてきて、
「どうしてそこに、輪ジミが…」とか、「セロテープの跡??」など
不思議なものが描かれています。
是非、見に行って、
皆さんのお好みの写実絵画を見つけてほしいですねっ♪
ホキ美術館 HP
http://www.hoki-museum.jp/index.html