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特別展 河鍋暁斎の能・狂言画

<三井記念美術館> 本展覧会では、暁斎およびその一門の描いた能面・狂言画を展示いたします。

さてさて、

河鍋暁斎の能・狂言画に絞った展覧会に行ってきました~!

いやー、今回の暁斎は「真面目」でした(苦笑)

五年ほど前、京都で見たときなどは、

そのある種”異形”な雰囲気に圧倒されたのですが、

今回は、その卓越した精緻な筆致に圧倒されました~。

ただ単に、”変わった絵描き”っていうだけではない!ということがわかりますっ。

ゆこもりが、今回一番気に入ったのは、

暁斎の弟子でもあった

建築家ジョサイア・コンドル(暁英)が所蔵していた作品「浦島太郎」♪

今は、どこが所蔵しているんだろう…。

三幅の掛け軸に、右:浦島太郎、中央:鶴、左:亀が

描かれています。

その中でも、鶴の迫力がすごかったー!!

それと、今回の収穫は、下絵図!

「下絵帳」は、線が細く、細やかで、

スッと迷いなく太細の強弱が素晴らしい…。

「紋画帖」は、縫箔製貼り込んであり、キレイでしたねー。

暁斎没半年前に装丁したとか。

暁斎のお気に入りだったのかもしれませんね。

他にも、

「石橋図屏風」は、

画面を横断する”赤”の緋毛氈(ひもうせん)に

金や青、牡丹のピンクと、とてもカラフルでした。

長野・須坂の田中本家博物館からも

「猩々図」の出品があり、三幅一対で、

左右の掛け軸の幅が半分という面白い構成でした。

ほんと、暁斎さんには、タブーとかがないですねー。

あと、「狂言づくし」という作品は、

小さいはがき大の画面に、

それぞれの狂言の一場面が描かれているものが、

9~10枚セットになって貼られているのですが、

欲しかった…。

いまでも、こういう風にしたら売れると思うんですよねー。

今回の展覧会は、暁斎の緻密さや技量の素晴らしさの発見でした。

今週末までと、終了が迫っているのですが、


是非、暁斎のすごさを実感してほしいですね



三井記念美術館 HP

http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html