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開館35周年・新名称記念 特別企画展 ...

愛知県陶磁資料館は、本年6月に開館35周年を迎え、名称を「愛知県陶磁美術館」に変更します。 ...

さてさて、

「THE 陶芸名品展」ともいえる展覧会に行ってきました~!

いやー、久々に見る代表作揃い。

すっげーな、陶磁資料館、

いや、名称変わって、愛知県陶磁美術館っ。

ゆこもりが今回、一番気に入ったのは、

①須恵器「装飾付台付壺」(6C前半 愛知県陶磁美術館蔵)♪

鹿?、キツネ?、馬?がついているー(笑)

六世紀に既に、こんなデコラティブな

カッコいいカタチのものが出来たなんてステキ…。

それと、今回の収穫は、名品の数々!

②重文 鼠志野亀甲文茶碗 銘「峯紅葉」(16C末~17C初頭 五島美術館蔵)は、

見たのは、何時ぶりだろう…。

相変わらず、カッコいい「カクカク」なカタチ。

③重文 光悦作 黒樂茶碗 銘「時雨」(17C前半 名古屋市博物館蔵)は、

やっぱり、以前見た覚えあり。

あの口縁部の飲みづらそうな厚みは、忘れません(苦笑)

外側は、カセていて、内側は、ツルッと釉がかかって使いやすそう♪

なんていうか…、光悦っぽい(笑)

瀟洒な感じっていうんでしょうか、どこかおしゃれさん。

で、今回、初めて見れたのが、

④重文 建窯 曜変天目茶碗( 南宋時代 MIHO MUSEUM蔵)

こないだ静嘉堂文庫の曜変天目を見たばかりだったので、

対比して見れたのが、ラッキー♪

静嘉堂文庫と同様ですが、曜変が少ないver.でしたね。

でもでも、正面右側、外側の

釉の垂れている部分の曜変の発色は負けていませんでしたよー。

つくづく、こんなものが全て、

生産地の中国ではなく、日本にある奇跡をすごいと思います。

他にも…

⑤龍泉窯 青磁鳳凰耳花生 (南宋時代 13C 五島美術館蔵)

もう、よく教科書にもでている花生ですねー。

ほんと、カタチも素晴らしいけど、青磁の色がキレイ…。

⑥白磁壺 (朝鮮時代 17C~18C 個人蔵)

展示の最後に、これを、もってくるのがいいですねー。

相変わらずの「ゆがみ」具合がいい~~。

上下それぞれを轆轤でひいて、合わせています。

多分、白磁だからいいんだよなー。

信楽とか備前が、この大きさで、

これだけゆがんでいたら違和感が出そう…。

まだまだあります!

⑦重文 奈良三彩蓋付壺 (奈良時代 8C 京都国立博物館蔵)

奈良三彩という、緑、褐、白の骨壺!

⑧重文 猿投窯 灰釉多口瓶 (平安時代初期 8C末 愛知県陶磁美術館蔵)

名前の通り、口が沢山ついていて、カタチが面白い。

⑨重文 湖西窯 五輪塔 (平安時代末期 1146(久安2) 愛知県陶磁美術館蔵)

宝珠、半月、三角、円、方の五つが重なっています。

うちの庭に、欲しい…。
⑩重文 美濃窯 大名物 白天目 (室町時代 16C初頭 徳川美術館蔵)

武野紹鴎所持の天目!

⑪重文 美濃窯 鼠志野草花文鉢 (桃山時代 16C末~17C初頭 文化庁蔵)

女郎花(おみなえし)の図柄を、掻き落としで表現。

⑫重文 唐津窯 唐津茶碗 銘「三宝」 (桃山時代 16C末~17C 和泉市久保惣記念美術館蔵)

石がはぜてるのが、いい感じー!

⑬青磁陽刻筍形水注(高麗時代 12C前半 大阪市立東洋陶磁美術館蔵)

本当に、たけのこのカタチの注器(笑)


60点ほど出品されていましたが、

まだまだ、紹介したいものだらけっ!

しかも、ここを含めて全部で、第7展示室まであるんです…。

もう、おなか一杯(大笑)

ちなみに、同時テーマ展示の

「コレクションでたどる愛知のやきものー学芸員の眼と、想いー」では、

瀬戸で、昔、制作された

”ノベルティ” 「self portrait」(S54年 丸山製陶作)が、

アメリカ ノーマン・ロックウエルの原画そのままに、

磁器の型もので、精巧に作られていたのが素晴らしかった~~!

是非、時間に余裕を持って、見てほしいですねー♪



愛知県陶磁美術館 HP

http://www.pref.aichi.jp/touji/exhibition/2013/t_meihin/index.html