130608 特別展 陶芸の魅力×アートのドキドキ@岐阜県現代陶芸美術館(土岐市)
- カテゴリ
- イベント訪問レポート
- レビュー
- クチコミ情報
- タグ[編集]
- このページにタグをつけてみませんか?
投稿者 | |
---|---|
投稿日 | 2013年06月10日 21:46 |
このブログで紹介するイベント
特別展 陶芸の魅力×アートのドキドキ@...
作家たちの中には、陶芸という技術、土という素材に魅せられ、挑戦した人々がいます。 本展では、...
さてさて、
岐阜県現代陶芸美術館(以下、セラパ)の展覧会に行ってきました~♪
いやー、今回も、面白かった~!!
世界中の現代陶芸の「今」をセラパさんらしく、
思い切って切り取って、
これでもかー、っと展示しています。
ゆこもりが今回、一番気に入ったのは、
最後の方に、どっかーんと展示してあった
①高橋治希 育花雨(Ikukau 2013 作家蔵)
いやー…、絶句……。
素晴らしい…。
圧倒的な仕事量…。
どうやって制作して、展示したんだろう…。
ほんと、これだけでも、見て欲しいです。
②ジョアン・ミロ「女」(1962 滋賀県立陶芸の森蔵)
入って最初の展示品。
大きい…。
どこが「女」???
穴は開いていましたけども…。
ミロも、陶彫やってたんだなー。
③舟越桂「頭部習作」(1970頃 作家蔵)
桂さんが陶芸???と思ったら、
学生時代のものでしたー。
にしても、学芸員さん面白いなー。
なぜ、桂さんの学生時代のものを展示しようと思ったんだろう…。
是非、知りたい…。
桂ファンなのは、間違いないなっ(笑)♪
桂さん曰く、
「木彫は、削っていく所で、プラスにできないところが怖いところ。
その怖さを感じているとだめ。
粘土の仕事は、時々やった方がいいと思っている。
粘土だと、思いきって削ったり、粘土をつけて元に戻したり、
本当に必要な形を探すようになる」とのこと。
なるほど…。
④福岡道雄「波」(1994 滋賀県立陶芸の森蔵)
多分、初めて見た作家さん。
結構大きい黒陶の箱の上に、表面を浪間に見立てて、
小舟を浮かべ、人が釣りをしてる、というもの。
とても、「詩的」で、素敵な作品でしたー。
⑤八木一夫「陶筒 鳥雲に入る」(1968 岐阜県現代陶芸美術館蔵)
八木一夫にしては、
シンプルなカタチ、陶筒なんですが、
そこはやっぱり八木一夫。
さりげなく描いているものが、poetryでいい…。
八木一夫曰く、
「絵画や彫刻の世界の現代的な発展だとか展開みたいなものが、
我々の仕事の大きな力づけになった。
自分自身の内部に忠実になることを目指し、土にゆだねた。」
八木さんの言葉は、本当にステキ…。
陶芸家、いや、作家さんで、
作品だけでなく、文章まで、素晴らしいものを残している稀有な方です!!
是非、現代陶芸の面白さを体感してほしいですっ。
8/25(日)までです。
岐阜県現代陶芸美術館 HP
http://www.cpm-gifu.jp/museum/02.exhibition/02_1.exhibition.html