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特別展 陶芸の魅力×アートのドキドキ@...

作家たちの中には、陶芸という技術、土という素材に魅せられ、挑戦した人々がいます。 本展では、...

さてさて、

岐阜県現代陶芸美術館(以下、セラパ)の展覧会に行ってきました~♪

いやー、今回も、面白かった~!!

世界中の現代陶芸の「今」をセラパさんらしく、

思い切って切り取って、

これでもかー、っと展示しています。

ゆこもりが今回、一番気に入ったのは、

最後の方に、どっかーんと展示してあった

①高橋治希 育花雨(Ikukau 2013 作家蔵)

いやー…、絶句……。

素晴らしい…。

圧倒的な仕事量…。

どうやって制作して、展示したんだろう…。

ほんと、これだけでも、見て欲しいです。

②ジョアン・ミロ「女」(1962 滋賀県立陶芸の森蔵)

入って最初の展示品。

大きい…。

どこが「女」???

穴は開いていましたけども…。

ミロも、陶彫やってたんだなー。

③舟越桂「頭部習作」(1970頃 作家蔵)

桂さんが陶芸???と思ったら、

学生時代のものでしたー。

にしても、学芸員さん面白いなー。

なぜ、桂さんの学生時代のものを展示しようと思ったんだろう…。

是非、知りたい…。

桂ファンなのは、間違いないなっ(笑)♪

桂さん曰く、

「木彫は、削っていく所で、プラスにできないところが怖いところ。

その怖さを感じているとだめ。

粘土の仕事は、時々やった方がいいと思っている。

粘土だと、思いきって削ったり、粘土をつけて元に戻したり、

本当に必要な形を探すようになる」とのこと。

なるほど…。


④福岡道雄「波」(1994 滋賀県立陶芸の森蔵)

多分、初めて見た作家さん。

結構大きい黒陶の箱の上に、表面を浪間に見立てて、

小舟を浮かべ、人が釣りをしてる、というもの。

とても、「詩的」で、素敵な作品でしたー。

⑤八木一夫「陶筒 鳥雲に入る」(1968 岐阜県現代陶芸美術館蔵)

八木一夫にしては、

シンプルなカタチ、陶筒なんですが、

そこはやっぱり八木一夫。

さりげなく描いているものが、poetryでいい…。

八木一夫曰く、

「絵画や彫刻の世界の現代的な発展だとか展開みたいなものが、

我々の仕事の大きな力づけになった。

自分自身の内部に忠実になることを目指し、土にゆだねた。」

八木さんの言葉は、本当にステキ…。

陶芸家、いや、作家さんで、

作品だけでなく、文章まで、素晴らしいものを残している稀有な方です!!

是非、現代陶芸の面白さを体感してほしいですっ。

8/25(日)までです。



岐阜県現代陶芸美術館 HP

http://www.cpm-gifu.jp/museum/02.exhibition/02_1.exhibition.html