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夏目漱石の美術世界展

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2o13.5.19
夏目漱石の美術世界展*
東京藝術大学 大学美術館
http://www.tokyo-np.co.jp/event/soseki/

漱石をよく読んだのは中学、高校時代。
なぜか惹かれていて片っ端から読みました。
大人になってからはすっかり漱石文学から
離れていましたが、
あの頃、取り憑かれていた魅力は何だったのか
見つけてみたい気持ちで行った今回の展覧会。

最初の展示室で、吾輩は猫であるの当時の装幀が
とてもかわいくて、この装幀の本が欲しい!と
悶絶。

それから絵画の横に掲示された小説の一節、
ああ確かに読んだことある…と記憶を辿り、
その絵画を改めて観てみるとなんとも感慨深い。
作品をとても的確に、魅力的に表現していると
感じました。

ざっと出展作品を見渡すと、それらを選んだ
漱石のセンスにも驚かされます。
私自身の好みが似ていたからかもしれませんが。

漱石自身の作品もなんというか自由さ満開で
突っ込みどころもあったけど、魅力的でした。

小説に登場するものの存在しない(見つからない)
作品の再現を試みたものもあり、見所満載です。

夕方から観に行ったため閉館間際に最後駆け足。
勿体ないことをしました‥

期間中、展示替えがあるようなので、
また行ってみようと思っています。