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エミール・クラウスとベルギーの印象派

<東京ステーションギャラリー> 陽光あふれる田園の情景や、自然の中で暮らす人々の姿をいきいき...

さてさて、

東京ステーションギャラリーの展覧会に行ってきました~♪

ここは、リニューアル後の展覧会もお伝えしましたが、

本当に、面白い、素晴らしい展覧会をします♪

いやー、今回も、素晴らしかった…。

ゆこもりは、あまり「THE 印象派」の展覧会は見ないのですが、

今回は、印象派というくくりでは、収まらない感じです。

確かに、時代的にも印象派の影響は大なのでしょうが、

なんでもかんでも「印象派」をタイトルに入れるのは、どうなんでしょうねえ~。

一般受けするからなのでしょうけれども…。

ゆこもり的には、ミレーとか

以前、お伝えしたセガンティーニ@損保ジャパン

のような、「風景画家」のイメージでした。

もしくは、ルミニスム(光輝主義)と言われる、

「光」の表現に関心を寄せた画家というくくりの方がしっくりきました。

まあ、どっちでもいいんですけどー、

ファーストキャッチで、「見ない!」と判断してしまうこともあるので、

ちょっと、気にしちゃいました。

ゆこもりは天邪鬼で、印象派ってだけで、食傷気味なので…(苦笑)

それでも今回、魅かれたのは、この絵のおかげ。

なんていうか…、

この牧歌的で、身近な風景を切り取った感じ。

何で今まで、

クラウス単体の展覧会がなかったんだろう(・_・)....?という感じです。

確実に、日本人受けする雰囲気ありありで~す♪

カタログno.順にピックアップすると…

①昼休み (1887-1890頃 catno.1)

手前に草花、そして大きく女性の背中。

空と大地の比率がステキ…。

② そり遊びをする子どもたち(1891 catno.4)

雪、氷の色が、ピンク、ブルー、茶、緑…でステキ♪

③レイエ湖畔に座る少女(1892頃 catno.5)

湖面の表現と、土手の花。それらの比率の妙♪

④野の少女たち(1892頃 catno.6)

すすき?や野の表現と少女の陽の当たり方!

ルミエールの真骨頂♪

⑤落ち穂拾い(1894頃 catno.8)

ミレーモチーフだろうなー。

でも、手前に子供を配置する妙。

畑の手前緑と奥赤のコントラストもステキ!

⑥夏の日中(1895 catno.11)

いろんな緑の色がキレイ…。

⑦レイエ川の水飲み場(1897 catno.12)

水面が画面のほとんどで、その水面が緑のグラデーション。
牛の”白”が効果的です。

⑧レイエ川を渡る雄牛(1899かそれ以降 catno.16)

これだけ、タッチというかテイストが違って、荒々しい。

⑨レイエ川の黄昏(1911 catno.24)

林に沈む夕日の木漏れ日の表現がステキ♪

⑩月昇る(1912 catno.25)

水面に映る風景とその比率の妙♪

⑪ウォータールー橋、黄昏(1918 catno.26)

夕日のオレンジ、白、赤、黄…。

もやった教会が素晴らしい…。



全体的に、ディテールの表現とともに、

水平線など、画面構成の素晴らしさを実感しました!

今回は、エミール・クラウスだけを紹介しましたが、

モネ、シニャック、ピサロなど、印象派の作家作品も出品されています。

是非っ!!

7/15(月・祝)まで。

そのあと、金沢、碧南と巡回します。



東京ステーションギャラリー HP

http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/now.html