130625 エミール・クラウスとベルギーの印象派@東京ステーションギャラリー(東京駅)
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投稿日 | 2013年07月04日 17:05 |
このブログで紹介するイベント
エミール・クラウスとベルギーの印象派
<東京ステーションギャラリー> 陽光あふれる田園の情景や、自然の中で暮らす人々の姿をいきいき...
さてさて、
東京ステーションギャラリーの展覧会に行ってきました~♪
ここは、リニューアル後の展覧会もお伝えしましたが、
本当に、面白い、素晴らしい展覧会をします♪
いやー、今回も、素晴らしかった…。
ゆこもりは、あまり「THE 印象派」の展覧会は見ないのですが、
今回は、印象派というくくりでは、収まらない感じです。
確かに、時代的にも印象派の影響は大なのでしょうが、
なんでもかんでも「印象派」をタイトルに入れるのは、どうなんでしょうねえ~。
一般受けするからなのでしょうけれども…。
ゆこもり的には、ミレーとか
以前、お伝えしたセガンティーニ@損保ジャパン
のような、「風景画家」のイメージでした。
もしくは、ルミニスム(光輝主義)と言われる、
「光」の表現に関心を寄せた画家というくくりの方がしっくりきました。
まあ、どっちでもいいんですけどー、
ファーストキャッチで、「見ない!」と判断してしまうこともあるので、
ちょっと、気にしちゃいました。
ゆこもりは天邪鬼で、印象派ってだけで、食傷気味なので…(苦笑)
それでも今回、魅かれたのは、この絵のおかげ。
なんていうか…、
この牧歌的で、身近な風景を切り取った感じ。
何で今まで、
クラウス単体の展覧会がなかったんだろう(・_・)....?という感じです。
確実に、日本人受けする雰囲気ありありで~す♪
カタログno.順にピックアップすると…
①昼休み (1887-1890頃 catno.1)
手前に草花、そして大きく女性の背中。
空と大地の比率がステキ…。
② そり遊びをする子どもたち(1891 catno.4)
雪、氷の色が、ピンク、ブルー、茶、緑…でステキ♪
③レイエ湖畔に座る少女(1892頃 catno.5)
湖面の表現と、土手の花。それらの比率の妙♪
④野の少女たち(1892頃 catno.6)
すすき?や野の表現と少女の陽の当たり方!
ルミエールの真骨頂♪
⑤落ち穂拾い(1894頃 catno.8)
ミレーモチーフだろうなー。
でも、手前に子供を配置する妙。
畑の手前緑と奥赤のコントラストもステキ!
⑥夏の日中(1895 catno.11)
いろんな緑の色がキレイ…。
⑦レイエ川の水飲み場(1897 catno.12)
水面が画面のほとんどで、その水面が緑のグラデーション。
牛の”白”が効果的です。
⑧レイエ川を渡る雄牛(1899かそれ以降 catno.16)
これだけ、タッチというかテイストが違って、荒々しい。
⑨レイエ川の黄昏(1911 catno.24)
林に沈む夕日の木漏れ日の表現がステキ♪
⑩月昇る(1912 catno.25)
水面に映る風景とその比率の妙♪
⑪ウォータールー橋、黄昏(1918 catno.26)
夕日のオレンジ、白、赤、黄…。
もやった教会が素晴らしい…。
全体的に、ディテールの表現とともに、
水平線など、画面構成の素晴らしさを実感しました!
今回は、エミール・クラウスだけを紹介しましたが、
モネ、シニャック、ピサロなど、印象派の作家作品も出品されています。
是非っ!!
7/15(月・祝)まで。
そのあと、金沢、碧南と巡回します。
東京ステーションギャラリー HP
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/now.html