130711 生誕 100年佐藤太清展@富山県水墨美術館(富山市)
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投稿日 | 2013年07月12日 14:26 |
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生誕 100年佐藤太清展
本展は、2013(平成25)年、そして、没後10年という区切りの年にあたることから開催するもの...
さてさて、
富山県水墨美術館の展覧会に行ってきました~。
ここは、既に何度もご紹介している、ゆこもりお気に入りの美術館。
今回の佐藤太清さんは初めて知りました。
佐藤太清さんは、京都福知山の出身。
文化勲章受章など日本画家としての栄誉を全て手にしたけど、
出生直後の両親との死別、戦中招集後の病による闘病生活、
30歳でようやく迎えた日展初入選までの苦悩など、
決して順風満帆なものではなかったみたいです。
今回は、京都・福知山の佐藤太清美術館所蔵作品をメイン。
何故、富山かと思ったら、
太清さん、富山の常願寺川辺りでも、写生したみたい。
いやー、急遽だったけど、見てよかった…。
リストナンバー順にピックアップすると…
①芝園所見(1955 catno.21)
単純化した構図がいい。
川面に住宅と緑が映える。
②寂(1959 catno.25 佐久市立近代美術館蔵)
黄金色のシダ、赤色の彼岸花と白鳥二羽の
色のコントラストがニクイ!
③風騒(1966 catno.31 日本芸術院蔵)
文部大臣賞、日本芸術院賞受賞作品。
これは、とてもお気に入り♪
よかった…。
プラチナ箔を使っているそう。
下半分の緑色のグラデーションと
鷺(さぎ)の白~黒のグラデーションが素晴らしい…。
太清さんは、鷲とか鷺、カワセミ、スズメ、鶴といった
鳥のモチーフが多かった印象。
④燄(1967 catno.32 那覇市民ギャラリー蔵)
炎が圧巻!野焼を表現したそう。
⑤清韻(1973 catno.38)
日展特選作品。
水戸弘道館の老梅とのこと。
背景の青がキレイ♪
⑥朝霧(1978 catno.43 板橋区立美術館蔵)
これが今回、ゆこもり一番のお気に入り。
鷺(さぎ)六羽(白3羽、白黒2羽、茶1羽)。
野田の鷺山で写生したそう。
鷺が、凛としていて、何かを訴え掛けてくるよう…。
⑦雨あがり(1991 catno.53)
水面に映る冬木が、
画面の全面にあるという面白い構図♪
8/4(日)までですので、是非っ!!
途中、展示替えがあるみたいです。
富山県水墨美術館 HP
http://www.pref.toyama.jp/branches/3044/exh_1303.htm