130713 ファインバーグ・コレクション展 ―江戸絵画の奇跡―@江戸東京博物館(両国)
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投稿日 | 2013年07月15日 22:11 |
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ファインバーグ・コレクション展 ―江戸...
<江戸東京博物館> 米国メリーランド州にあるファインバーグ・コレクションは、化学者であり実業...
さてさて、
江戸東京博物館の展覧会に初めて行ってきました~。
すっごい建築物(苦笑)
何かに見えるナ…。
すぐお隣は、両国国技館。
ファインバーグ・コレクションは、
化学者であり実業家でもあったロバート・ファインバーグ氏が一代で蒐集した、
米国メリーランド州にある江戸絵画を中心とする日本美術のコレクション。
バーンズさんも、そんなかんじだった気が…。
鈴木其一(きいつ)の作品で、
「群鶴図屏風」が見られて、よかったー♪
リストナンバー順にピックアップすると…。
①酒井抱一 柿に目白図(江戸時代 catno.7)
柿の朱色がキレイ♪
②鈴木其一 群鶴図屏風(江戸時代 catno.10)
琳派らしい川の構図と鶴の配置、首の向きが秀逸!
③鈴木守一 平経正弾琵琶図屏風(江戸~明治時代 catno.13)
前回のパラミタの展覧会でも紹介した守一♪
これ一点しかなかったが、やっぱりいい!!
お父さんの其一とはまた違って、とにかく端正で、
龍も、平経正も、月も、「置いている」感が、
則をしっかり踏まえている感じ。
で、なんていうのかな…、とにかくキレイなんですよねー。
背景は、黒茶だったんですが、
元々銀箔なので、当時は、キラキラ華やかだったんでしょうね。
その時、見てみたかった…。
④鈴木其一 松島図小襖(江戸時代 catno.15)
波の密度がスゴイ!!!
もしかしたら其一は、細かいものほど、すごかったのかも…
と思える作品でした。
⑤山本梅逸 畳泉密竹図(1845 catno.35)
初めてみた画家。
線が細かい!それと濃淡がいい。
⑥渡辺玄対 武陵桃源図(1792 catno.37)
やっぱり初めてみた画家。
青のみの彩色が、鮮烈!!
⑦谷文晁 秋夜名月図(1817 catno.39)
落款デカッ(笑)!!
作品自体が横170cmあったけど、落款も30cm四方あったんじゃ??
⑧円山応挙 鯉亀図風炉先屏風(江戸中期 catno.47)
今回一番お気に入りの作品♪
さすがは応挙。
キレイ、端正で、ため息…。
⑨森狙仙 滝に松樹遊猿図(江戸時代 catno.50)
猿の表情がとても豊かだった。
⑩柴田是真 二節句図(1889 catno.55)
是真の直筆!
細かく、緻密でしたー!
⑪鈴木松年 月に雲図(明治~大正時代 catno.56)
雲のたらしこみの表現がよかったー♪
⑫竹内栖鳳 死んだ鶴図(明治~昭和時代 catno.57)
とても西洋写実的な画風。
栖鳳は、1900年に渡欧しているので、さもあらん。
⑬曾我蕭白 鉄拐仙人図(江戸時代 catno.62)
鉄拐という、口から魂を抜け出す仙人の絵というのが蕭白らしい(笑)
仙人を描く線が細いけども、しっかりしている。
口から白煙の構図がいい!
⑭曾我蕭白 宇治川合戦図屏風(江戸時代 catno.63)
蕭白らしい顔つき(笑)
⑮曾我蕭白 大黒天の餅つき図(江戸時代 catno.65)
どうやら、宴席で、即興で描いたものらしい。
なので、とてもほがらかで、
「鉄拐仙人図」と対照的なボーっとした良さ♪
⑯勝川春章 文を破る女図(江戸時代 catno.79)
何か不思議な絵。
表装に家紋が二つというのも不思議…。
⑰歌川豊春 春景遊宴図屏風(江戸時代 catno.81)
22人の人物と、右手前の建物の屋根の
遠近法がとても新鮮!!
⑱祇園井特(せいとく) 化粧美人図(江戸時代 catno.93)
初めて見た画家。
個性的な顔というには、あまりにもヘン!!
顔デカっ!!眉太っ!!面白い(爆)
今回は、初めて見た画家も多かったなー。
じつは…、本日までで、終了してしまいました…。
報告遅れてすみません…。
江戸東京博物館 HP
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