130802 榮久庵(えくあん)憲司とGKの世界~鳳が翔く~@世田谷美術館(用賀)
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投稿日 | 2013年08月04日 22:40 |
このブログで紹介するイベント
榮久庵憲司とGKの世界 鳳が翔く
製品化されたものやその模型、将来へのプロポーザル、さらに人と自然と道具が美しく共生する世界を具...
さてさて、
世田谷美術館の展覧会に久々に行ってきました~♪
相変わらずアクセスが悪い…。
受付の人が、おじいちゃんに、
アクセスのことで、クレーム受けちゃうところを偶然見ちゃうくらい。
結構、言われてるんだろうなー。
私は、新宿から、小田急線で千歳船橋まで行って、
そこから、分かりづらい住宅街を、20分ほど歩いて行き、
帰りは、渋谷に出たかったので、
今度は用賀駅まで15分ほど歩き、東急で渋谷まで出ました。
用賀駅へのアクセスは、途中、「いらか道」という遊歩道もあって、
歩きやすいです♪勿論、バスという手もありますよー。
で、本題。
今回は、榮久庵(えくあん)憲司さんという
ず~っと、第一線でご活躍のインダストリアルデザイナーの展覧会。
キッコーマンの醤油びんとかをデザインした人といえば、わかりますか?
いやー、カッコよかった~~~!!
いっろんなものをデザインしている人で、
でも、今回見たかった理由は、榮久庵さんが、お坊さんでもあるという不思議から。
ちょうど、インタビューを受けている動画を見て、面白そう♪と思いました。
僧籍を持っている作家さんというのは、木工作家とか陶芸家とか、
ちょこちょこいらっしゃるんですけど、デザイナー!までいるとは…。
気になったものを、リストナンバー順にピックアップすると…
まず1章では、具体的な商品を展示してありました!
①しょうゆ卓上びん(1961)
しょうゆびんを置いているアクリル?の台がキレイでした。
②国際科学技術博覧会 総合情報案内所(1985)
高校生の時、筑波まで行って見た「科学万博」の案内所!
懐かしー♪
③富山ライトレール(2003)
富山市には、路面電車が走っています。
それを、低床のカッコいい近代車両にしたのですが、
まさか榮久庵さんデザインだったとはー。
④中央快速線(2013)
中央線の電車までデザインしていました~。
⑤2016年東京オリンピック招致ロゴマーク(2008)
こんなお仕事までー。
⑥モンカフェ(2010)
ドリップ式コーヒーのパッケージですね。
他にも、ヤマハのバイクから、炊飯器、
メッカ巡礼者のためのものまで、ホントいろんなことをしています。
1章と2章の間の通路も、不思議な仕掛けが…。
歩くと、センサーで、LEDブルーライトが点灯していくというもので、キレイでした。
で、2章では、コンセプトモデルをいろいろと展示。
これがどれも、近未来ですごかったー!
⑦触れる地球(2001-)
やっと抱えられるくらいいの大きさの地球。
スクリーンになっていて、多分圧力センサーが仕込んであって、力をかけると、回転しましたー。
⑧Y125 もえぎ コンセプトモデル(2011)
自転車みたいにシンプルで、カッコよかった。
⑨昇降式車いす(2012)
普通に載れて、目線まで上がる車いす。
どうして今までなかったんだろう。
素晴らしいアイディア!!
⑩GK Robo 0(2013)
隻手の腕が、ドラを叩いていました!!
3章は、さらに、スケールの大きい提案。
⑪道具庵(2005)
野外に展示してありました。
入ってみたかったなー。
⑫月の庵(2005)
これは、欲しかった!
夜の修験場というコンセプト。
塩ビフィルム製の球体の中に、机や灯りがありました。
⑬道具寺道具村構想(2006)
多分、今回のメイン作品。
中心の千手観音のような仏様の10本の手の上に、
天秤、薬研(やげん)、車輪、ランプなどが載っていました(笑)
で、周りは、曼荼羅!
でも、全部、道具や機械に関するものでした。
そして、最後の4章は、僧籍をお持ちの榮久庵らしい世界。
⑭池中蓮華(2011)
全体の照明を落とし、ブルーライトにしてありましたー。
ところどころ、蛍光色のオレンジや黄で着色した紙製?の蓮が、一面に咲き乱れ、下半分が鏡、上半分が映像で、古都+星月♪
とても、幻想的でしたー!
9/1まで開催中です。
アクセスは悪いですが、行く価値は十分ありますので、是非!!
世田谷美術館 HP
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html