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榮久庵憲司とGKの世界 鳳が翔く

製品化されたものやその模型、将来へのプロポーザル、さらに人と自然と道具が美しく共生する世界を具...

さてさて、

世田谷美術館の展覧会に久々に行ってきました~♪

相変わらずアクセスが悪い…。

受付の人が、おじいちゃんに、

アクセスのことで、クレーム受けちゃうところを偶然見ちゃうくらい。

結構、言われてるんだろうなー。

私は、新宿から、小田急線で千歳船橋まで行って、

そこから、分かりづらい住宅街を、20分ほど歩いて行き、

帰りは、渋谷に出たかったので、

今度は用賀駅まで15分ほど歩き、東急で渋谷まで出ました。

用賀駅へのアクセスは、途中、「いらか道」という遊歩道もあって、

歩きやすいです♪勿論、バスという手もありますよー。

で、本題。

今回は、榮久庵(えくあん)憲司さんという

ず~っと、第一線でご活躍のインダストリアルデザイナーの展覧会。

キッコーマンの醤油びんとかをデザインした人といえば、わかりますか?

いやー、カッコよかった~~~!!

いっろんなものをデザインしている人で、

でも、今回見たかった理由は、榮久庵さんが、お坊さんでもあるという不思議から。

ちょうど、インタビューを受けている動画を見て、面白そう♪と思いました。

僧籍を持っている作家さんというのは、木工作家とか陶芸家とか、

ちょこちょこいらっしゃるんですけど、デザイナー!までいるとは…。

気になったものを、リストナンバー順にピックアップすると…

まず1章では、具体的な商品を展示してありました!

①しょうゆ卓上びん(1961)

しょうゆびんを置いているアクリル?の台がキレイでした。

②国際科学技術博覧会 総合情報案内所(1985)

高校生の時、筑波まで行って見た「科学万博」の案内所!

懐かしー♪

③富山ライトレール(2003)

富山市には、路面電車が走っています。

それを、低床のカッコいい近代車両にしたのですが、

まさか榮久庵さんデザインだったとはー。

④中央快速線(2013)

中央線の電車までデザインしていました~。

⑤2016年東京オリンピック招致ロゴマーク(2008)

こんなお仕事までー。

⑥モンカフェ(2010)

ドリップ式コーヒーのパッケージですね。

他にも、ヤマハのバイクから、炊飯器、

メッカ巡礼者のためのものまで、ホントいろんなことをしています。

1章と2章の間の通路も、不思議な仕掛けが…。

歩くと、センサーで、LEDブルーライトが点灯していくというもので、キレイでした。

で、2章では、コンセプトモデルをいろいろと展示。

これがどれも、近未来ですごかったー!

⑦触れる地球(2001-)

やっと抱えられるくらいいの大きさの地球。

スクリーンになっていて、多分圧力センサーが仕込んであって、力をかけると、回転しましたー。

⑧Y125 もえぎ コンセプトモデル(2011)

自転車みたいにシンプルで、カッコよかった。

⑨昇降式車いす(2012)

普通に載れて、目線まで上がる車いす。

どうして今までなかったんだろう。

素晴らしいアイディア!!

⑩GK Robo 0(2013)

隻手の腕が、ドラを叩いていました!!

3章は、さらに、スケールの大きい提案。

⑪道具庵(2005)

野外に展示してありました。

入ってみたかったなー。

⑫月の庵(2005)

これは、欲しかった!

夜の修験場というコンセプト。

塩ビフィルム製の球体の中に、机や灯りがありました。

⑬道具寺道具村構想(2006)

多分、今回のメイン作品。

中心の千手観音のような仏様の10本の手の上に、

天秤、薬研(やげん)、車輪、ランプなどが載っていました(笑)

で、周りは、曼荼羅!

でも、全部、道具や機械に関するものでした。

そして、最後の4章は、僧籍をお持ちの榮久庵らしい世界。

⑭池中蓮華(2011)

全体の照明を落とし、ブルーライトにしてありましたー。

ところどころ、蛍光色のオレンジや黄で着色した紙製?の蓮が、一面に咲き乱れ、下半分が鏡、上半分が映像で、古都+星月♪

とても、幻想的でしたー!

9/1まで開催中です。

アクセスは悪いですが、行く価値は十分ありますので、是非!!



世田谷美術館 HP

http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html