131113 現代の名碗@智美術館(東京・虎ノ門)
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投稿日 | 2013年11月16日 03:38 |
このブログで紹介するイベント
現代の名碗―川喜田半泥子、加藤唐九郎、...
「現代の名碗」展は、近現代の作家たちによる茶碗を通して、そこに映し出される個性、時代性を展望す...
さてさて、
ホテルオークラ近くにある菊地寛実記念智美術館で開催中の
『現代の名碗』展を拝見しました~!!
この秋~冬は、先日ご紹介した五島美術館の光悦やら、
根津美術館の李朝茶碗やら、
気になる茶碗の展覧会目白押し♪
本当に、40名、70点ほどの茶碗ばかりで、壮観ー!
し、か、も♫
川喜田半泥子、荒川豊蔵、加藤唐九郎、石黒宗麿、
三輪壽雪、中里無庵、金重素山といった物故超有名作家から、
当代樂吉左衛門、隠崎隆一、兼田昌尚、三原研といった、
ゆこもりド真ん中、大好きな作家さんに、
伊藤秀人、新里明里、桑田卓郎といった若手作家さんまで、
タイトル通り、『現代』の茶碗を網羅しています。
特に驚いたのは、三原研さんとか、
急遽出品となった秋山陽さんなど、
茶碗なんて作っていたっけ!?という方のものもあるということ。
さすが、林屋晴三だわー。
晴三さんにオファーされたら、作るしかないよね…。
で、珍しいものを中心に、具体的な作品としては…
①参考作品 秋山陽 『碗』(2013)
晴三さんが、秋山陽さんの個展会場で偶然見かけて、
急遽、出品になったそうで、なので、参考作品。
図録(売り切れ中でした…)にも載っていないらしい…。
黒くなく!白い土に橙色のざっくりしたもの!
これを見られただけでも収穫でしたっ♪
②三原研 炻器盌(2013)
三原研らしいフォルムが、ちょーカッコいい♪
ほんと、素晴らしい…。
③隠崎隆一 黒丸碗(2013)
隠崎さんには珍しく丸いカタチ!
まるで、宇宙が内包された雰囲気の釉薬がステキ♪
④隠崎隆一 黒面取碗(2013)
一人の作家が二碗の合わせ技!
ズルいっ!!(笑)
こっちは、『THE 隠崎隆一』。
まるで、溶岩から溶け出たよう!!!
⑤金重素山 (加山又造絵) 『金銀彩茶碗 銘萩半月』
何故、加山又造が絵を描いた!?
学芸員さんもいわれを知らなかった…。
すっげー、贅沢な一碗だわ…。
これも、チョー珍しいので、お見逃しなきようっ!!
⑥荒川豊蔵 『瀬戸黒茶垸』(1971)
ゆこもりの原点のお一人豊蔵さんの瀬戸黒。
かせた感じが、絶対今では出せないだろうなー。
⑦川喜田半泥子 『井戸手茶碗 銘さみだれ』(1942)
大好き半泥子!の茶碗♪
高台のザックリいった感じが本当にいいですぅ…。
ちょうど、団体さんが学芸員さんからのギャラリートーク中で、
まぎれて聞けてラッキー!!♪
12/7、14 14時からも一般向けにあるそうですよー♫
来年、1/5(日)までです。
ぜひ是非、見に行ってほしいです♪♫
菊地寛実記念智美術館 HP
http://www.musee-tomo.or.jp/exhibition.html