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現代の名碗―川喜田半泥子、加藤唐九郎、...

「現代の名碗」展は、近現代の作家たちによる茶碗を通して、そこに映し出される個性、時代性を展望す...

さてさて、

ホテルオークラ近くにある菊地寛実記念智美術館で開催中の

『現代の名碗』展を拝見しました~!!

この秋~冬は、先日ご紹介した五島美術館の光悦やら、

根津美術館の李朝茶碗やら、

気になる茶碗の展覧会目白押し♪

本当に、40名、70点ほどの茶碗ばかりで、壮観ー!

し、か、も♫

川喜田半泥子、荒川豊蔵、加藤唐九郎、石黒宗麿、

三輪壽雪、中里無庵、金重素山といった物故超有名作家から、

当代樂吉左衛門、隠崎隆一、兼田昌尚、三原研といった、

ゆこもりド真ん中、大好きな作家さんに、

伊藤秀人、新里明里、桑田卓郎といった若手作家さんまで、

タイトル通り、『現代』の茶碗を網羅しています。

特に驚いたのは、三原研さんとか、

急遽出品となった秋山陽さんなど、

茶碗なんて作っていたっけ!?という方のものもあるということ。

さすが、林屋晴三だわー。

晴三さんにオファーされたら、作るしかないよね…。

で、珍しいものを中心に、具体的な作品としては…

①参考作品 秋山陽 『碗』(2013)

晴三さんが、秋山陽さんの個展会場で偶然見かけて、

急遽、出品になったそうで、なので、参考作品。

図録(売り切れ中でした…)にも載っていないらしい…。

黒くなく!白い土に橙色のざっくりしたもの!

これを見られただけでも収穫でしたっ♪

②三原研 炻器盌(2013)

三原研らしいフォルムが、ちょーカッコいい♪

ほんと、素晴らしい…。

③隠崎隆一 黒丸碗(2013)

隠崎さんには珍しく丸いカタチ!

まるで、宇宙が内包された雰囲気の釉薬がステキ♪

④隠崎隆一 黒面取碗(2013)

一人の作家が二碗の合わせ技!

ズルいっ!!(笑)

こっちは、『THE 隠崎隆一』。

まるで、溶岩から溶け出たよう!!!

⑤金重素山 (加山又造絵) 『金銀彩茶碗 銘萩半月』

何故、加山又造が絵を描いた!?

学芸員さんもいわれを知らなかった…。

すっげー、贅沢な一碗だわ…。

これも、チョー珍しいので、お見逃しなきようっ!!

⑥荒川豊蔵 『瀬戸黒茶垸』(1971)

ゆこもりの原点のお一人豊蔵さんの瀬戸黒。

かせた感じが、絶対今では出せないだろうなー。

⑦川喜田半泥子 『井戸手茶碗 銘さみだれ』(1942)

大好き半泥子!の茶碗♪

高台のザックリいった感じが本当にいいですぅ…。


ちょうど、団体さんが学芸員さんからのギャラリートーク中で、

まぎれて聞けてラッキー!!♪

12/7、14 14時からも一般向けにあるそうですよー♫



来年、1/5(日)までです。

ぜひ是非、見に行ってほしいです♪♫



菊地寛実記念智美術館 HP

http://www.musee-tomo.or.jp/exhibition.html