知られざるミュシャ展 故国モラヴィアと栄光のパリ
そごう美術館で開催中の『知られざるミュシャ展 故国モラヴィアと栄光のパリ』展に行ってきました。
今年2回目のミュシャ展。
前回とかぶっているものがほとんどかな~って思っていたら以外にもそうではなく一安心。
さらに、この展覧会自体前回より知名度が少ないのか、鑑賞者もそれほど多くなくのんびりと鑑賞することできました。
鑑賞者はミュシャだけあって、ほとんどが女性。
やっぱり人気なんですね~。判る気もしますけど。
男性は自分も含めて肩身が狭かったかも(笑
お気に入りはパリ時代の作品なんですが、特に今回気に入ったのは当時のカレンダーとして使用されていた、《シャルル・ロリユー社カレンダー》、《人生の四つの時、幼少期、青年期、熟年期、老年期》と《12ヶ月》。
これは初めて見たので長い間しげしげと見てしまいました。
この三つがあったので、どれかしらをモチーフとしたカレンダーが売店に売られているかと思ったら、売っていなかったのが残念。
もし、グッズとしてあったら売れてるだろうなぁ。
展覧会の構成は「旅の始まり」、「パリのイラストレーター:、「演劇に魅せられて」、「ポスターと版画-ミュシャ様式」、「スラヴ民族の精神」そして最後に「国家と人類愛のために」の全6章構成となっています。
1章は素描中心の絵画でミュシャの原点を見ることが出来ます。
2章からミュシャらしさが感じられ始め、3章になるとこれぞミュシャ!的なポスターが並びます。
後半に入りデッサン用の写真や帰国後の作品に変化していきます。
パリと帰国後の作品の変化は同じ人が書いたの?って思うぐらい変化があります。当時の時代背景やミュシャの苦悩が反映されたものとなっています。必見です!