131227 『モローとルオー』展@松本市美術館(松本市)
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投稿日 | 2014年01月04日 00:06 |
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『モローとルオー』展@松本市美術館
象徴主義の巨匠ギュスターヴ・モロー、そして20世紀最大の宗教画家ジョルジュ・ルオー。 二人...
さてさて、
松本市美術館で開催中の
『モローとルオー』展を拝見しました。
やはり、ルオーはいいですね…。
この寒く、静かな季節に似合います♪
なぜモローとルオーなのかといいますと、
ルオーの美術学校時代の恩師がモローなのです。
二人は師弟であり、芸術上の父子でもあったそうです。
いつもの通り、気になった作品を
展示順に具体的に挙げますと…
①ルオー「人物のいる風景」(1897 パナソニック汐留ミュージアム蔵)
暮れゆく陽の中、沐浴する五人。
森の深さがいい…。
②ルオー 「ヨブ」(1892 ルオー財団蔵)
聖ヨブを憐れむ友人エリファズ、ビルダド、ツォファルの雰囲気が泣けます。
③モロー 「ユピテルとセメレ」(モロー美術館蔵)
まさに、神々しい神々の支配者ユピテル。
眼差しがキョーレツ!
一方のセメレは、顔が少し変…。
バックの紺色が効いています。
④ルオー 「聖顔」(1933 ポンピドゥーセンター蔵)
今回イチオシの作品!
イコンのような厳格さで、作品に近寄りがたさが漂います…。
⑤ルオー 「洗礼者ヨハネの頭部」(1929-39 個人蔵)
マチエールがスゴイ…。
絵の具というよりも、『岩』です、これは…。
⑥モロー 「油彩下絵」(モロー美術館蔵)
この絵のあるコーナーは、壁全体を黒トーンに統一して、
カッコよかった。
「油彩下絵」はある意味、モローの作品の中で、一番よかったかも…。
色彩のコントラストがステキでした~♪
⑦モロー 「一角獣」(モロー美術館蔵)
乙女と一角獣の「白」と、乙女の服・帽子の「赤」、背景の「青」が、
キレイです。
この絵のあるコーナーは、一転して、壁全体を赤トーンに統一して、
さらにカッコよかったですっ!!
そして、パナソニックの持っている作品が、
付け足しのように、最後に飾られていますが…。
⑨ルオー 「冬 人物のいる風景」(パナソニック汐留ミュージアム蔵)
ゆこもりの好きな作品♪
小品ですが、何だか暖かくてイイんです…。
⑩ルオー 「ミセレーレ」(パナソニック汐留ミュージアム蔵)
版画作品。 タイトルがとてもいいんです♪
⑪ルオー 「マドレーヌ」(1956 パナソニック汐留ミュージアム蔵)
マグダラのマリア。
カラフルでステキ♪
⑫モロー 「ピエタ」(1854 岐阜県美術館蔵)
モロー28歳の時の作品。
キレイ…。
丁寧さ、繊細さ、生真面目さが出ています。
3/23(日)までです。
なかなか見られない作品が目白押しなので、
ぜひ見に行ってほしいです♪
松本市美術館 HP
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/p3/p3-html/p3-kikaku20.htm