重なりと隙間(世紀の日本画、後期)
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投稿日 | 2014年03月13日 21:22 |
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竹林の葉の重なり、隙間。線と色。光と影。生と死。
オールオーヴァーのようで少し違う。
《北岬》大矢紀
船が存在で語る。
《小春》木村武山
はっきりした線の描写。色合いは淡くくすむ。硬軟の度合いがちょうどよい。
《龍虎図屏風》橋本雅邦
画面がしっかり埋まっている。力が真っすぐ伝わってくる。
龍虎はもちろん、竹も雷も波も雲も岩も。
でもうるさい感じはしない。バランスがよいからか。
《屈原》横山大観
失ったものの多さ。手にしたわずかな草も飛ばされそう。はかない。
無念。絶望の手前に立っている。
右下のわるそうな鳥の目つき。
ほか、
院展の再興。それは自由研究。
架空の生き物の生態と数詞の謎。
異邦人の目線が必要なのか。
トビカンの中のトビカン(画像)。
など。
混雑状況報告。
チケット売り場も会場内も、行列ではない。
会場内はそこそこ人がいました。入口近くはうわっと思うくらい。
それでも、気に入った絵を独占できた時間はありました。短いですが。
絵巻物も、わりと人の流れがよいので、ちゃんと見れます。
前期見て会場になれたせいか、解説をはしょったりしたせいか、するするっと見れました。
観客全員が要領よくなっているのかも。
2014/03/12(水)11:45-13:00訪問
このレポートの原型はこちら。
http://hanitona.web.fc2.com/mg2014006Nihonga100.htm
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