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投稿2件目もARTiTからの転載です。こちらに載せていない画像についてはtumblrの記事をご覧ください。なお掲載している写真については作家及びギャラリー関係者(青山|目黒についてはオフィスシェアしている作本さんにお願いしてましたが)の承諾を得て撮影をしております。禁無断転載のこと。

◆大島梢展「星図」
(1)http://daisukekatouart.tumblr.com/post/2741754521/1-mizuma-action
(2)http://daisukekatouart.tumblr.com/post/2741902789/2-mizuma-action
◆森田浩彰「タイムクエイク」@青山|目黒及びsakumottoショップ風景
http://daisukekatouart.tumblr.com/post/2742200718/1

転載じゃない記事も書きたいですね。自分が普段どうやってギャラリーを巡っているか、自分の為のメモとしてどこかに書こうとは思ってるのでそちらでも。カテゴリは活動日記になるんでしょうか。何か画像差し込みたいから、良いの撮れたら考えます。


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12日は色々と回ろうと思っていたのに、健やかに寝てしまっていた為に、結局ミヅマアクションと青山|目黒しか回れませんでした。水曜日は事前予約のユカリアートコンテンポラリー、ホテルクラスカなど、ホントにまったりな散歩で随分な時間を掛けて楽しく回れるコースを考えてたんですがね。

なので、まずは大島梢さんの個展を見る為に、ミヅマアクションへ。ミヅマアートギャラリーが市谷田町に移転してから、初めて中目黒に行きました。恵比寿駅から歩いて行ったんですけど、予想以上に近いんですね。

大島梢「星図」@MIZUMA ACTION

http://mizuma-art.co.jp/exhibition/1291120083.php

大島さんの作品を観るのは今回が初めてですが、事前にtwitterでやり取りをさせてもらう流れで、いくつか作品画像は拝見しており、自分の今までの好みにはないテイストながら、とても興味深い絵を描かれている事が窺われたので、とても楽しみにしていました。

会場に入ると、この記事に添付している画像の最後二枚がそれにあたるのですが、縦横2m前後に及ぶ大きなペインティングが印象強く目を引きます。青を基調に鍾乳洞や地中の深い場所に横たわる氷や水晶にも見える何かが絵の部分を構成しているため、そこから冷気が放たれてるが如き涼しさを感じたりしました。また、荒涼とはまた別の意味で原始的な風景である様にも見えました。

まだ地球が生まれる段階で雲もなく、地表の全てが宇宙に曝されているその風景は、今自分たちが生きている世界とパラレルにそこに存在し、独自の進化を遂げているかの様。ああ、そう感じたから大島さんに「SFはお好きですか?」なんて聞いたのか。

あと、上手く言えんのだけれど、大島さんの作品を観ていると、細部に全てが宿っていると言うか、自然にしても生物にしても、小さき存在が大宇宙と繋がっているという摂理が存在するのではないか、なんて思ってしまいます。何か仏教の宗教教義にありそうよね、そういう言葉が。いや、あるんだかないんだか知らないけれど。

二枚目の写真に見えるドローイング(水彩?キャプションをメモしてなかった…記憶ドローイングという名前の連作だと思いますが)などは、小さな生き物から大きな何かに繋がる、あるいは大きな何かに包摂される小さな生き物という対比で、キャンバスという制約を大きく超越した広い世界を見せてくれている様に思います。小で大を表現するのは容易なことではないし、前提となる画力を含めて、作品を観ていると大島さんの卓越した技術と思考の痕を追っている気分になりますね。

ブルータスでも紹介されたりしてますが、まだ始まったばかりの個展です。2月12日まで。必見。

この日は遅くまでミヅマアクションにいたのですが、途中抜けて青山|目黒に行きました。森田浩彰さんのタイムクエイクが開催中です。ギャラリーのHPアドレスが青山さんのお名前。

http://www.aoyamahideki.com/

動くのです。展示が動くのです。展覧会を収めた写真のうち日付以外の、作品として壁に立てかけられた木の棒やアップで撮った金具、そう言えば撮り忘れた(ただの失敗です)、天井の蛍光灯やLLOVEでも展示されていた照明、会場の地面を映した映像全て、動くのです。それは展覧会タイトル通りの、クエイク、つまりは地震がテーマになっている故です(載っていない写真についてはtumblr参照のこと)

その動きだけを追っていると、例えばDM等を読んでおらず、それが地震を象徴していると気付かない内には、ある意味滑稽な動きで、小さな金具などはどこに動力が付いているのか、作品そのもののディテールに目が行ってしまいます。

個展タイトルとそこに記された日付を観れば、地震といっても大災害となった大きな物をモティーフにしている事は明らかで、そうなると当事者ではない僕でも当時の記憶を紐解いて、例えば被災者であり現在東京に住みコアに現代美術が好きな人がこの作品を観た時に、どういう気分になるだろう?などと考える訳です。リリースに書いてあることとは意を異にしますが、一度起きたある出来事はそこにあって二度と消える事はないんだなぁと、人とモノと場所が拭いきれない記憶にまで思いが至る訳です。途中からは僕の妄想が暴走してるだけですが、それを極めてシンプルな形で提示しているなら、凄いなぁなんて。


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tumblrにしろARTiTにしろあまり人に見られる事を考えていないので、基本的に文章は文章と言えない位に暴走しています。最近ARTiTのアクセスが平均で150オーバーで、それが全部ユニークのアクセスじゃないにしろ、もうちょっと考えなければなぁと思っている所。


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なお、8日もギャラリーを巡回しておったんですが、写真を撮らなかったので行った先だけで済まそうかと。

(1)中平卓馬「Documentary」@BLDギャラリー
(2)山口晃「東京旅ノ介」「日清日露戦役擬畫」@銀座三越
(3)重野克明「バラ色の生活」@日本橋高島屋
(4)中田寛也展@アンシールコンテンポラリー
(5)田内万里夫・嶋本丈士二人展@Tobin Ohashi Gallery
(6)青木野枝展@ギャラリーハシモト
(7)クロダミサト「沙和子」@ゴールデン街・Bar風の森
(8)0000fest「アートどすえ」@Hidari Zingaro

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