目が手と画布に伝える速さ(ブリヂストン美術館コレクション展 画家の目、彫刻家の手)
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投稿日 | 2014年04月08日 19:00 |
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ブリヂストン美術館コレクション展 画家...
<ブリヂストン美術館> 本展では、ブリヂストン美術館の所蔵する絵画と彫刻、合計約160点をご...
ジャコメッティのブロンズ像とエッチングとデッサンが収穫。
アルベルト・ジャコメッティ《ディエゴの胸像》1954-55年 ブロンズ
ディエゴ像は横から見ても細いが、前から見るととんでもなく細い。
ジャコメッティの目にはこう見えていたのかな。
鼻とあご。顎のほうが前に出ている。
本展いちばん。
アルベルト・ジャコメッティ《アネットの顔》1955年 エッチング
アルベルト・ジャコメッティ《アネット》 インク
正面からの形の捉え方。
藤島武二《黒扇》1908-09年
いいなあ。これは立ち止まらずにはいられない。
かなりの速さで描いているのは、魅力を急いでつかまえるためなのか。
確かに、なんでも時間をかければいいってものでもない。
シャルル=フランソワ・ドービニー《レ・サーブル=ドロンヌ》
本展の第一室で、空気に魅かれた作品。
エドゥアール・マネ《オペラ座の仮装舞踏会》1873年
顔なんかないが、人間それぞれに存在感がある。
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《サーカスの舞台裏》1887年頃
モノトーン調の油彩がよい。
ロートレックらしさがないようで、やっぱりある。
ポール・ゴーガン《乾草》1889年
わずかなオレンジが効いている。
手前右にいるのは猫?
オシップ・ザツキン《ポモナ(トルソ)》1951年
よいです。
このレポートの原型はこちら。
http://hanitona.web.fc2.com/mg2014007GakanomeChoukokukanote.htm
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