日本ではアニメの影響で、「かわいいムーミン」と思われていますが、原画を見る限り、決してかわいいだけのムーミンではありません。
今回はペン画の挿絵の原画が多く、「結構小さいんだね」とか「ムーミンの顔がこわい」とか「スナフキン太ってる」などのささやき声があちこちから聞こえました。アニメの絵を想像してきた方には、かなり印象が違っていたのではないでしょうか。
でも私自身は挿絵に描かれているフィンランドの豊かな森を堪能してきました。冬はムーミンたちも冬眠するくらいの寒さですが、そのかわり夏はほとんど日が沈まないくらい明るく、美しい花や美味しい木の実を楽しんでいるムーミン谷の住人達を感じました。
出口近くではムーミン谷のジオラマが飾ってあって、写真も自由にとることができました。グッズ売り場は大盛況で、私も全部欲しくなってしまうほどかわいいグッズばかりでした。たぶん原画展よりグッズ売り場の方が盛況だった気がします。
いつかフィンランドに行って、ムーミントロールの住む森を訪ねてみたいなと思いながら、帰ってきました。