ジャポニズム万歳!
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投稿日 | 2014年07月18日 01:52 |
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ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展...
<世田谷美術館> およそ1年の修復を経て、モネの《ラ・ジャポネーズ》が色鮮やかによみがえります。
先日世田谷美術館に行ってきました。モネの傑作「ラ・ジャポネーズ」が、修復後世界初公開というので、どうしても観てみたいと思っていました。
当日は雨模様だったせいか、開館前に20人前後の人が待っていただけで、ゆっくり見て回ることができました。日本の伝統工芸や浮世絵、それに触発されて描かれた絵が並べて展示してあったので、とてもわかりやすかったです。
なかでも、若きムンクも浮世絵の影響を受けて、自分の絵の構図に取り入れていたということに驚きました(写真)。
ラ・ジャポネーズは等身大のカミーユ夫人を描いた絵ですが、今回の修復で、モネが何度も背景の団扇の位置を描きなおしていたことがわかったのだそうです。鮮やかな着物の色と質感にも驚きました。最近では、この着物の柄はお能の「紅葉狩」をモチーフにしているのではないかと言われているという解説も、興味深く拝見しました。8月中の毎週金曜日1時~3時には、この着物のレプリカを着て、写真を撮っていただけるそうです(1回100円)。
印象派の絵を素敵だと思い、浮世絵には全く興味がなかったのですが、改めて「印象派に影響を与えた浮世絵」の魅力を感じました。ねずみが世界一強い人を娘婿にと考えて、あちこち探して回ったら、結局ねずみが一番だとわかったという昔話を思い出して、おかしくなってしまいました。今年は私にとって浮世絵元年になりそうです♪