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イベント訪問レポート
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展覧会鑑賞レポート
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無事、方向音痴の私でも世田谷美術館に到着。
田園都市線の用賀駅から100円で直通バスも出ていました。
炎天下歩くのは・・というかたには
このバスがおすすめ。

私は徒歩でしたが、
各所に美術館への案内が掲示されており、
また用賀駅周辺は素敵なおうちなども多く、
遊歩道もきれいなので楽しみながら歩けます。

砧公園というかなり広大な公園内にある美術館。
セミが鳴いていて、木々のなかを散策もできます。

ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展の目玉は
なんといっても
修復後初公開となるモネの『ラ・ジャポネーズ』。
妻のカミーユをモデルに描いた大作で、
1876年の第2回印象派展に出品されたもの。
まずは大きさに圧倒されました。
また、豪華絢爛な着物の色彩や、その刺繍は浮き出ているよう。
背景に散らした団扇、
手には扇子、
立っているのはござの上、という
日本趣味てんこ盛りの作品。
顔もモネにしてははっきりと描写されていて
妻への愛情も感じました。

精緻な細工に目を見張ったのが
ブシュロン社のインクスタンド。
全体を背中で支えるのは亀。
四方からじっくり見ていくと、
花魁の姿があったり、見飽きない。
びっしりと文様で埋め尽くされており
これほどの職人技にため息。

全体的にも、北斎や広重の作品と
それらに影響を受けたモネやゴッホらの作品を
比較しつつ鑑賞できる展示になっており、
興味深い展覧会です。