古代エジプトの生活を、とても身近に感じました。
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投稿日 | 2014年08月11日 01:21 |
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メトロポリタン美術館 古代エジプト展―...
<東京都美術館> 世界に名だたるニューヨーク・メトロポリタン美術館が誇るエジプト・コレクショ...
3年前アラブの春が起こる直前に、エジプトに行きました。ハトシェプスト女王葬祭殿は砂漠の中に突然現れた巨大な神殿で、まるで映画ハムナプトラの世界のようでした。
そのハトシェプスト女王にゆかりの品々が展示されると聞いて、わくわくしながら出かけました。
入ってすぐに、ポスターなどの表紙を飾っているハトシェプスト女王像の頭部が飾られていました。ハトシェプストは、古代エジプトでも最も華やかな時代に女王としてりっぱに国を治めた女性です。けれども、その姿は付け髭を付けた(いわゆるツタンカーメン像のような)男性の姿で描かれたり、義理の息子のトトメス3世の時代になってから破壊されたりしていて、このような美しい姿の像が残っていることをとても嬉しく思いました。
あのハワード・カーターが模写した絵が展示されていたことも驚きでしたが、それ以上に美しいアクセサリーや化粧道具、楽器や玩具、お守りなど、当時の人々の日常が感じられる品々に、3500年前の人々をとても身近に感じることができました。また最新の技術で、楽器の音色も聴くことができました。
エジプトと言うとミイラやピラミッドなど、我々とは全く違う世界のように感じますが、そこで生きていた人々は私たちと同じように美しくなりたいと願い、子供の幸せを願い、神々に祈りをささげていたのだなと思いました。これを機会にクレオパトラだけではなく、ハトシェプストの名も有名になってくれたら嬉しいです。
それにしても、古代エジプトの展示品が3万点というメトロポリタン美術館に、是非行ってみたいと思いました!