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フェルディナント・ホドラー展

<国立西洋美術館> 日本ではおよそ40年ぶりに開催される最大規模の回顧展。 油彩、素描など...

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2010年の『ザ・コレクション・ヴィンタートゥール』でホドラーの名を知った。
《レマン湖畔の柳》1882年頃
(ザ・コレクション・ヴィンタートゥールでのタイトルは「ジュネーヴ湖畔の柳」、作者名はフェルディナント・ホードラー)
初期は人よりも木の時代。

人の時代へ。連作ではないが、踊る女性像が3つ並ぶ。
展示によるパラレリズム。
ホドラーは、右から『情・感・体』かな。
右から《悦ばしき女》1910年頃《遠方からの歌Ⅲ》1906-7年《恍惚とした女》1911年
《恍惚とした女》が特によい。体とその動き。力。うねり、回転。

山の絵は緑系の絵の方がよかった。
《シャンペリーで見るダン・ブランシュ》1916年
《シャンペリーの渓流》1916年

山は、ホドラーの目には人体と同じように映っていたらしい。

パラレリズム。
並べることで、画面の外にもリズムがおよぶ。
広がり、散らばり。
ポロックのオールオーヴァーに通じるものがある。

並べるなら、数は3か、4か、5か。

《「無限へのまなざし」の単独像習作》
さすがに壁画はここまで運べないけど、習作でも、5枚並べると迫力のパラレリズム。
無数の習作をしたそうな。

パラレリズム。
習作する行為そのものも、パラレリズム。


このレポートの原型はこちら。
http://hanitona.web.fc2.com/mg2014021hodler150.htm
よろしかったらご覧くださいな。
版画展『ネーデルラントの寓意版画』と常設展のレポート付き。

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