あふれる国宝に圧倒されました
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投稿日 | 2014年11月07日 01:28 |
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日本国宝展
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先日国宝展に行ってきました。平日ならすいているだろうと思っていたのですが、けっこうな混み具合でした。
まず入ってすぐに玉虫厨子が展示されているので、そこから混雑していました。教科書の絵を見て、勝手に50cm位の緑色(玉虫色)の飾りをイメージしていたので、臙脂色の地に仏教関係の絵が描かれているその150cm位の塔が玉虫厨子だとは思わず、びっくりしてしまいました。
特別展示の正倉院の御物はどれも見事でしたが、螺鈿の琵琶は本当に綺麗でした。またモダンな小花模様の絵箱も美しく、とても奈良時代のものとは思えませんでした。
今回私が一番楽しみにしていたのは「支倉常長像」でした。8月に支倉常長の生涯を描いたオペラ「遠い帆」を観たばかりだったので、ぜひ、そのヨーロッパで描かれた肖像画を見たいと思っていました。常長が帰国したときには日本は鎖国状態でキリスト教も禁止されていたはずなのに、よくぞ十字架像にお祈りしている常長の絵が残されていたと、伊達正宗公の太っ腹に感動しました。オペラでは不遇の最後だったように感じましたが、肖像画のみならず、描かれている十字架とキリスト像も展示されていたことから、正宗公が常長を労わっていたに違いないと感じました。
他にも縄文のビーナスや、善財童子立像などなど見どころ満載でした。混んでいるところをやり過ごして、戻って見直したりできるので、時間と体力のある方にはお勧めの美術展でした。