触媒キリコ(キリコ展レポート)
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投稿日 | 2014年11月17日 02:48 |
このブログで紹介するイベント
ジョルジョ・デ・キリコ -変遷と回帰
<パナソニック 汐留ミュージアム> シュルレアリストに賞賛されながら、突如スタイルを変え、そ...
神話。柱。馬。定規。斜めの直線。ビスケット。
キリコは人を触発する、触媒のような人。
そんなキリコを触発する、キリコの好きなもの。
デッサン多数。キリコ自身の線は、なみなみ。
《海岸の2頭の馬》
2頭とキリコは言いますが、3頭いるよ。
《エーゲ海岸の古代の馬》1950年代末
二重の額縁。
キャンバスのふちに、額縁が描かれている。
その絵を額縁に入れている。
内面を感性の導くままに取り出して、再構成。
キリコを導いているのは主に不安か。
影絵(というのか投射映像)がすばらしい。3カ所にありました。
入口に太陽の影絵。壁に太陽、床に燃えつきた太陽。
動く動く。気づいたら見てしまう。
デッサンの展示室の壁に影絵的映像。
キリコのモチーフがくるくる回る。
ブロンズ像の周りに現われる影絵。
現われて揺れて回って消える。ついつい影を追いかける。
インタビュー映像は16分。
「私と私の仕事に興味を持ってくれてありがとう」
最後の展示室はルオーギャラリー。
《飾りの花》1947年
ルオーに花のイメージはなかったのですが、これは魅力的。かつルオー的。
美術館の外の映像は13分。
混雑状況報告。
そこそこ人がいましたが、ぶつからない程度。
作品の独占はときどきできました。部屋の独占は無理。
平日。気づけば3時間いました。
このレポートの原型はこちら。
http://hanitona.web.fc2.com/mg2014024deChirico.htm
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