音楽と美術の融合に感動しました♪
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投稿日 | 2015年02月23日 16:53 |
このブログで紹介するイベント
横浜美術館開館25周年 ホイッスラー展
<横浜美術館> ホイッスラーの油彩、水彩、版画約約130点が集結!日本では27年ぶり、世界で...
もっとはやく観に行きたかったのですが、やっと日曜日に初・横浜美術館に行くことができました。
実はホイッスラーという名前は知らなかったのですが、ピーコック・ルームの写真は見たことがありました。そのお部屋をデザインした方だと聞いて、ぜひ展覧会を観に行きたいと思っていました。
ポスターになっている、白のシンフォニーNo.2 小さなホワイト・ガール(写真1)も、白のシンフォニーNo.3(写真2) も、そんなに大きな絵ではなかったのですが、やはり見る人をくぎ付けにする魅力がありました。ただ、No.3の二人の女性が幸せそうなのに、No.2の女性の物憂げな表情が気になりました。描かれている横顔は「物憂げ」な感じですが、鏡に映っている顔は本当に悲しそうでした。多分鏡に映っている顔が、本心なのでしょう。事実モデルのジョーとホイッスラーは、この1年後に別れることになるのだそうです。清楚なドレス、美しい女性、日本趣味の陶器やうちわと、魅力的な要素がたくさんあるのに、とても寂しい気持ちになりました。
もうひとつ私の印象に残ったのは、ノクターン青と金色ーバターシー・ブリッジ(写真3)でした。広重の浮世絵の影響を受けているといわれていますが、それだけではなく、彼が何枚もの橋の絵を描いた集大成のような気がしました。アメリカに生まれ、パリとイギリスを行き来した彼にとって、「橋」は自分自身だったのではないかという気がしました。
ピーコック・ルームの映像展示もありましたが、ぜひいつかアメリカでホンモノを観てみたくなりました!
3月1日までですが、お時間のある方はぜひ、お出かけくださいませ!!