琳派が現代にも続いていることを感じました
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投稿日 | 2015年02月28日 19:15 |
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尾形光琳300年忌記念特別展「燕子花と...
<MOA美術館> 光琳の二大傑作である国宝「燕子花図屏風」と国宝「紅白梅図屏風」を同時に公開
日曜美術館で「光琳アート」が取り上げられていたのを観て、主人がMOA美術館に行きたいと言い出しました。調べてみると、横浜から特急で1時間ぐらいなので、ホイッスラーを観る前に思い切って足を延ばすことにしました。
小雨模様の朝でしたが、熱海は既に梅がちらほら咲いていました。実は初めての熱海だったのですが、駅前からバスがでていて、迷わずに美術館にたどり着くことができました。チケット売り場は2階ですとの案内でしたが、どこまでも続くエスカレーターに、ちょっと不安になりました。9時半からの開館を待って入ったのですが、入ってすぐの「国宝紅白梅図屏風」と「国宝燕子花図屏風」の前には既に長い列ができていました。まじかで見られたのは嬉しかったのですが、どちらもちょっと離れた場所から全体をじっくり見ることができたら、どんなに贅沢な気分だったことでしょう!須田悦弘作の本物のような木彫りの梅が、紅白梅図の足元に飾られていたのも、粋でした。
実は菱田春草の「落葉」を楽しみにしていたのですが、展示期間が終了していて残念でした。ただ思いがけず小林古径の「紅蜀葵と猫」という絵が、とても心に残りました。子どものころ住んでいた家に紅蜀葵があったので、とても懐かしい気持ちになりました。
琳派と言うと派手な色遣いのイメージだったのですが、光琳の描くちょっとユーモラスな表情の子どもや七福神にも思わず笑みがこぼれました。美しい着物や焼き物、現代アートにまで影響を与え続けている光琳の存在に圧倒されました。
MOA美術館は3月3日までですが、4月18日から根津美術館にて「燕子花と紅白梅」という展覧会があるようなので、そちらもぜひ行ってみたいと思いました。