色彩の科学に驚きました
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投稿日 | 2015年03月05日 11:45 |
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新印象派―光と色のドラマ
<東京都美術館> モネ、スーラ、シニャックからマティスまで。色彩表現の変化の軌跡。
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色彩の美しさが素晴らしかったです
上野・東京都美術館の「新印象派―光と色のドラマ」に行ってきました。 関西で開催されていたのを...
印象派のモネやルノワールの絵は大好きで、何度も美術館に足を運びましたが、「新印象派」という言葉は初めて聞きました。ポスターになっていたスーラの「セーヌ川 クールブヴォアにて」という絵も何となく見たことはあるという程度の知識しかありませんでした。
展覧会に行って一番驚いたのは、新印象派と言われる人々が、色彩理論を勉強して、点描技法を学び、絵画を科学的視点から描き出したということでした。私のイメージでは芸術と科学はとても遠い関係だったのですが、確かに色の混ざり具合で、もっとイキイキした風景になったりということを、目の当たりに見せて頂きました。スーラの点描も変わった絵だなと言う程度の認識でしたが、そんなにも理論的に描かれた絵だったのかと驚きました。
同じくポスターに描かれているシニャックの「髪を結う女」は、素敵でした。女性の後ろ姿にばかり目が行きますが、鏡の前に置かれている陶磁器や壁に掛けられている団扇にジャポニズムも感じられ、印象派と新印象派への移りゆく時間を感じました。この後のフォービズムと呼ばれる鮮やかな色彩の絵は、私の趣味ではなかったのですが、印象派から色彩理論を通して変遷していった歴史(?)なのだと、並べて観ることで実感させていただきました。とても勉強になりました。
不思議だったのは、お土産のマスキングテープがヤフオクで人気になっていたことです。普通のテープのように思えたのですが、誰かのお勧めだったのでしょうか?!面白いなと思いました。