朝香宮邸の家具にうっとりしました
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投稿日 | 2015年03月12日 20:13 |
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幻想絶佳 :アール・デコと古典主義
<東京都庭園美術館> アール・デコにおける朝香宮邸の位置づけを明らかにしながら、古典主義のア...
ずいぶん以前に、日本の子どもの本の黎明期からの展示があって、庭園美術館に行きました。その時は、さすがに宮家だけあって素敵な調度品だと思いましたが、絵本にばかり目が行って、一つ一つの家具を見たわけではありませんでした。
その庭園美術館がリニューアルされたと聞いて、是非もう一度行ってみたいと思いました。
あいにく庭園は工事中で見ることはできませんでしたが、二階のベランダから梅の花を見ることができました。また門から美術館の間に、とても大きな桜の木があったので、4月はさぞ美しいだろうと思いました。
さて、「アール・デコ」という言葉は知っていましたが、どのような時代のどのような美術品を指すのか、新館での映像を見てようやく理解しました。
そしてアール・デコ全盛時代にフランスに留学されていた朝香宮ご夫妻が、ご自邸を建てるにあたって、フランス人芸術家アンリ・ラパンに設計を依頼し、ルネ・ラリックらの作品で飾られたことを知りました。そのような目でお部屋の調度品を見ていくと、暖房器具のカヴァーにも見事な彫刻が施され、お部屋ごとに違う飾りが使われていることなど、大変興味深く拝見させていただきました。
幻想的な絵画は、あまり私の好みではなかったのですが、香水瓶やランプなどの普段使いの装飾が素敵でした。また、第一次世界大戦で使用されたカモフラージュ用の見張り台(?)のスケッチなどがあり、ちょっと意外で、面白かったです。
庭園が完成したら、また、行きたいなと思いました。