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当オフィスや病院レベルの滅菌供給部門で用いられる医療器機を対象とした蒸気滅菌器で使用する温度の主流は130~135°Cである。



当オフィスにおいてはBプリオン135(135.5°C 2.18気圧 )の最も最強レベルでの滅菌作業を行っているf:id:tokyo-microscope:20140205111012p:plain日本における一般的大多数の歯科医院レベルでは先進諸国ではあり得ない121°C重力置換型滅菌器であったり、任意の温度での滅菌処理が行われている。

短時間で、より確実な菌の殺滅を行うのであれば高温で処理することが望ましいが、器械・材料の耐熱性と劣化を考慮しなければならない。

 水は0.101MPa(絶対圧力で示した標準大気圧)において、約100°Cの沸点を始め、約100°Cの飽和水蒸気を発生する。圧力をさらに高くすると、水の沸点も高くなり、絶対圧力0.3131MPaのとき、飽和温度135°Cの蒸気を得ることが出来る。

温度°135°Cの飽和水がもつエンタルピー/enthalpyは約567.68kj/kgであるが、飽和蒸気の持つエンタルピーは約2726.6kJ/kgである。135°Cの飽和蒸気が飽和水(ドレン)になったとき、そこに発生するエンタルピー差、約2158.9kJ/kgが滅菌に利用可能であり効率がよい。
http://www.shikakiki.jp/category-47-b0-%E9%AB%98%E5%9C%A7%E8%92%B8%E6%B0%97%E6%BB%85%E8%8F%8C%E5%99%A8%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%96.html

滅菌器には飽和蒸気の供給が必要であり、菌の殺滅あるいは乾燥にも重要な影響を及ぼす要因となる。

ちなみに、飽和蒸気は無色透明の気体である。 

2015/05/07 15:22 投稿

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