思いがけない品々に巡り合いました
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投稿日 | 2015年05月04日 01:21 |
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大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史
<東京都美術館> 最古の石器がつくられた人類発祥の地から現代のグローバル社会にいたるまで、大...
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大英博物館展
上野東京都美術館 5/27
絶対行こうと思っていた、大英博物館展に行ってきました。古代から現代(!)までの、選りすぐりの100点のモノが展示されているというので、楽しみにしていました。
私が一番観たいと思っていたものは、「ウルのスタンダード」と呼ばれている紀元前2500年ころのイラクの出土品です。何に使われていたのか解明されておらず、多分戦場で旗のように利用されていたのではないかと言われています。片面には王を中心とした平和な暮らしが、もう片方には戦争で負けた人が王の前に連れてこられている絵が描かれていました。ラピスラズリなどの豪華な石が使われ、4000年以上も前のモノとは思えないほどの美しさでした。聖書に「テラはその子アブラムと・・・カルデヤのウルを出たが・・・」と書いてあることが、とてもリアルに迫ってきました。
もう一つ気になっていたのは、中世ヨーロッパのスマホ的存在・アストロラーベです。時刻や天体の動きがわかり、測量や占星術にも使われたと書いてあったのですが、ちょうど来日しているフェルメールの「天文学者」の絵にも描かれているというので、ぜひ観てみたいと思っていました。
他にも北斎漫画や柿右衛門の象など、日本のモノも展示されていて、鎖国していたといっても世界とつながりがあったのだなと嬉しくなりました。宗教改革から100年めのポスターやロゼッタ・ストーン(レプリカ)など、学校で習った歴史をもう一度振り返る機会にもなりました。6月28日までなので、ぜひ多くの方に足を運んでいただきたいと思いました。