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ボストン美術館×東京藝術大学 ダブル・...

<東京藝術大学大学美術館> ボストン美術館と東京藝術大学のふたつのコレクションを合わせる“ダ...

冒頭、船の絵、港の絵が多く並ぶ。
海の向こうから来たインパクトに、かなり揺さぶられたことが察せられる。
波。船。旗。風。

作用反作用の法則。
自分が与えている影響とは?

特によかったもの。
橋本雅邦 《千歳松》1895(明治28)年
松が竜みたいだ。しなる竜の尾が鞭のようだ。こっちへ迫ってきて、はね飛ばされそうだ。

横山大観
《滝》最小限の表現でここまであらわす。
《樹間の月》樹と月は引き立て役。主役は小川と、そこに集まる白鷺。

藤島武ニ《イタリア婦人像》1908-09(明治41-42)年頃
斜めに、ちらっと眼に入ったときに、これちょっといいな、と思ったら武二。
さすが武二だ。
05年からヨーロッパに留学。そのとき38歳、既に装飾的な作風を確立していた武二。
違う方向を攻めたい、ということで勉強したらしい。
ブリヂストン美術館の《黒扇》に通じるものがある。と思ったら、やはり同じ頃の作品。

2015/05/08(金)訪問。混雑してはいませんでした。
じっくり見られました。しかし油断しているとぶつかります。

このレポートの原型はこちら。
http://hanitona.web.fc2.com/mg2015005double-impact.htm
よろしかったらご覧くださいな。

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