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ピカソと20世紀美術

<東京ステーションギャラリー> 北陸新幹線の開業を記念し、富山県立近代美術館の所蔵作品を中心...

白のピカソは、染まりやすい。
女にも時代にも。
どこかが、ある意味からっぽなのは、一つの才能か。

女性像は、モデルはきっと美人だろうな、と思わせる。
どのタッチの絵でも。

パブロ・ピカソ《肘かけ椅子の女》
うすいグレーと白。光当たる女の顔。

ピカソ《静物》
モノトーンでありながら、明るさ華やかさがある。
花。花瓶の水面。

マルク・シャガール 《山羊を抱く男》
山羊の毛と、男のひげの質感。
シャガールにしては、重め暗めか。その分、安定感がある。この作品は、そこがよかった。

ケーテ・コルヴィッツ 《哀悼 エルンスト・バルラッハを偲んで》
バルラハの作品は昨年チューリヒ美術館展で見た。印象強かった。
うろ覚えでも、名前が出てくると、つながる。

ダダ。
ジョセフ・コーネル《ホテル・フローレンス》(ペニー・アーケード・シリーズ)
コラージュ。
緑の鳥、近寄って見たくなる。

シュルレアリスム5点、どれもよかった。
イヴ・タンギー《火、色彩》1941年
人間の作った色をおもちゃにしている謎の生物。というイメージ。
火のイメージは受けなかった。火遊びか?

ポール・デルヴォー《夜の汽車》1947年
デルヴォーの絵はどれも物語を感じる。
物語の背景が、デルヴォーの頭の中にありそう。

そのあとは、時代がすすむにつれ、あまり引かれなくなる。
近すぎるからか。

リニューアルされてから初めて行きました。
3階から2階への移動が煩わしい、が、
その間にも、レンガ・シャンデリア・ステンドグラスなどの見所があること、
階段がわりと幅があったこと、
階段も自動ドアも静かだったこと、
戻ってもよいこと、
などの点から言って
まあ、許せないほどではない。

このレポートの原型はこちら。
http://hanitona.web.fc2.com/mg2015006PICASSO_and_20.htm
よろしかったらご覧くださいな。

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