近代日本の洋画展(於・講談社野間記念館)
一枚目から良い絵。
油も墨も点数が多くて嬉しい。
雑誌の表紙の原画など、こちらならではの作品も。
《躑躅》黒田清輝1921(画像はポストカード)
ツツジの花一つ一つに愛情が込められている、という解説があった。
その通り、と素直に感じる。
《水浴》藤島武二1916
これだけでも来てよかった。
サイトの小さい絵を見ても、これはいい、見たいと思わせる絵。
《波》山本森之助1918
ヤン・トーロップの《海》に似ている。
点描は海の波をあらわすに向いているのか。
《椿とみかん》中川一政1959
ひと目でひきつけられる。
一政にしてはべたっとした感じがないと思ったら、紙に岩彩だそうな。
そのとなりに
《紅椿》武者小路実篤1938
一政は、武者小路実篤記念館の看板の題字を書いた人。
《笛を持つ女》藤島武二
良い武二だ。女の立ち姿。
《蔬菜図》武者小路実篤1939
まん中のタケノコが力強い。
会場|講談社野間記念館
会期|2015年5月23日(土)~7月20日(月)
このレポートの原型はこちら。
http://hanitona.web.fc2.com/mg2015009KindaiNihonnoYouga.htm
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