きらめきと超絶技巧に圧倒されました!
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投稿日 | 2015年11月20日 18:54 |
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ポスターのお墓と埋葬品の写真にはそれほど興味がなかったのですが、実物を見て驚きました!!どうして額に金が置いてあるのか謎でしたが、亡くなられたときに身を飾る品々だったのですね!足元にも丸い金が置いてあって、それもドレスの飾りだったのが、布は全部消滅して金だけが残ったと考えられているそうです。布が跡形もなく消えるほどの長い年月、金だけは少しも色あせず同じ輝きを放ち続けていることに圧倒されました。
美術館入口のポスターにある腕輪は、本当に細かい細工が施されていて、現代でもこのような細工はできないと言われているほどの超絶技巧でした。バチカンでも最高の秘宝の一つだそうです!!
現代でも身につけたくなるようなおしゃれな首飾りやイヤリングの数々に、うっとりしました。拡大鏡を使わなければ見えないほどの細かい絵柄がほどこされていたり、どのようにして作られていたのか、どれほど高価だったのか想像もできないほどでした。
その素晴らしいアクセサリーや器と一緒に、黄金にまつわる神話を描いた作品も展示され、ルノワールが「パリスの審判」を描いていたことにも驚きました。ふくよかなルノワールの描く女性はとても庶民的で、美を競う女神たちには見えませんでしたけれど。。。
とにかく、黄金の細工の見事さは、写真では絶対に伝えられそうにないので、是非とも実物をご覧になることをお勧めいたします!!