「若林奮 飛葉と振動」府中市美術館
若林奮展に行ってきました。
府中市美術館に訪れたのはこれが初めてです。
清楚な雰囲気で居心地がよくゆっくり鑑賞できました。
平日の割には来館者が多かったです。
彫刻やドローイングなど、作者と対象物の距離感を考察した作品や、作品になるまでの試行錯誤がわかるスケッチが数多く展示されています。
空間の捉えかたに独自性があり、森羅万象に対しての新たな視点を提供された気がします。
「犬」をモチーフにした彫刻が数点あり、とても興味深かったです。
自分の背丈までは 触覚
それより上は 視覚
地下の見えない部分は 想像
という樹木に関して語った言葉には感心しました。
(上記の語句が全く正しいかは自信がありませんが)
ゴミ処理場建設予定地に設置した緑色の作品が、壁一面に展示されていました。
椅子にすわってじっと見ていると、森の中にいるような気分になります。
樹木の気配を感じるのでしょうか。
是非とも、ゆっくり静かに鑑賞したい展覧会でした。