村上隆のスーパーフラットコレクション
村上隆といえば日本を代表する現代アートの巨匠ですが、人によっては好き嫌いが激しく分かれる人物です。
漫画やアニメを利用しているだけ、とかエログロな感じがして好きになれないとか、あるいはオタク文化を現代アートにまで昇華させた、など評価は様々です。
自分も村上隆がどこまで本物の芸術家なのか測りかねるところがありますが、世界的に評価されるまでになった、その作品のインパクトと売り込みの技術は見習うべきところがあると思います。
今回、彼のコレクションが陳列されると知って、その創作活動の原点や秘密が垣間見えるチャンスとばかりにさっそく見にいきました。
会場内は至近距離ではなく会場全体の雰囲気を撮影するのであればOK。
古代の陶器や皿、狛犬の置物、絵画、彫刻、北大路魯山人、奈良美智、その他様々な現代アート・・・・
展示してあるのは実に様々ですが、どことなくみんな村上隆っぽい(笑)
決まりきった芸術の型を打ち破り、タブーに踏み込んだ数々の作品はまさしく村上隆の作品を彷彿させます。
現代アートと並んで、うる星やつらのラムちゃんの人形や寺田克也の原画・・・・・非常にカオスな状態ですが、まさしくジャンル分けしない垣根をこえた展示はスーパーフラットの名前に相応しいです。
オタク的なものと現代アートの融合。
そこに限界を超える新しい世界や未来を感じたのは自分だけではないはずです。