由緒あるお雛様にうっとりしました♪
- カテゴリ
- イベント訪問レポート
- タグ[編集]
- このページにタグをつけてみませんか?
投稿者 | |
---|---|
投稿日 | 2016年03月09日 20:32 |
このブログで紹介するイベント
三井家のおひなさま ...
<三井記念美術館> 日本橋に春の訪れを告げる毎年恒例の展覧会。今年も三井家の女性たちが大切に...
チケットプレゼントありがとうございました。
早速行かせていただきました。一昨年も見せて頂いたのですが、また違うお雛様で、三井家の懐の深さを感じさせていただきました。
特に京都の大木平蔵作の内裏雛は、屏風絵も素晴らしくてうっとりしました。また、お雛様の中に能人形「草紙洗小町」があったり、五人囃子は武家の式楽としてのお能を模していて、囃子方と地謡を表しているなどと言うことも説明してあって、びっくりしました。なるほど、五人囃子のお人形それぞれの横に太刀が置いてあるお人形もあって、驚きました。
もう一つ驚いたのは、最初に飾ってあったお雛様の持ち主、三井高棟夫人苞子(もとこ)さんは後妻さんで、先妻さんの貴登さんは、あの「あさがきた」のモデルになっている広岡浅子さんの養女として高棟氏に嫁いでいるのだそうです。その貴登さんのもってきたお雛様も展示されていました。
他にも三井家の薩摩焼と言うとても凝った器が展示されていましたが、私が面白いなと思ったのは、最初の展示室にあった「交趾釉兎花唐草文饅頭蒸器」という一人用の(?)御饅頭蒸器(!)です。永楽保全作と書かれた江戸時代の物のようでしたが、茶道具に御饅頭蒸器というのがとてもユニークに感じました。でも、とても贅沢な品だったのでしょうね。展示してあるお雛様も器も、どれも人が使っていた物と言うぬくもりが感じられて、とても暖かい気持ちになりました。