まさしく「光の画家」の絵でした♡
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投稿日 | 2016年03月17日 20:06 |
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フェルメールとレンブラント:17世紀オ...
<森アーツセンターギャラリー> メトロポリタン美術館の傑作、フェルメールの《水差しを持つ女》...
フェルメールのファンです。もちろん、「真珠の耳飾りの少女」も素敵ですが、私が最初に出会ったのは「マルタとマリアの家のキリスト」です。ちょっと怒ったような雰囲気のマルタに、やさしく言葉をかけておられるキリストの穏やかさにノックダウンされました。でも、「光の画家」というイメージはありませんでした。
ところが、初来日の「水差しを持つ女」のやわらかな朝の陽ざしといったら、絶対ポスターだけではわからないと思います。
テーブルにかけられた布地の暖かな質感と、その上におかれた水差しの冷たい感じの対比も素晴らしかったです。よく見ると、水差しにはその布地の模様が映っています!!
そして女性がかぶっている白いフード(?)の透け感と言ったら!!まさしく「光の画家」としか表現できませんでした。
一方レンブラントの「ベローナ」は、女神と言うよりも近所の奥様と言った風情でしたが、そのように身近な人をモデルにしたと言うことが当時話題になったそうです。
目玉はこの2点で、あとはオランダの風俗画、風景画などでしたが、その中に貿易大国オランダを感じさせるオリエント趣味が描かれていたり、空想で描いたイタリアの風景などもあって、なかなか楽しかったです。そうそう、当時はチーズが最大の輸出製品だったので、牛を描いた絵を飾ることが流行していたなどの話も聞けました。
「あさがきた」で話題の玉木宏さんの音声ガイドも素敵でしたので、ぜひ、ご利用になることをお勧めいたします♪