並んだ甲斐がありました!
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投稿日 | 2016年05月19日 10:56 |
このブログで紹介するイベント
生誕300年記念 「若冲展」
<東京都美術館> 伊藤若冲の生誕300年を記念して、初期から晩年までの代表作が集結。「釈迦三...
若冲展、TVの特集のせいか、一か月の展示のせいか、ものすごい混雑でした!私は11日(水)午後から行ったのですが、その時で90分待ちでした。その後、3時間待ち、4時間待ちと聞いて、日本人の忍耐強さに感動しました。
さて、肝心の動植綵絵ですが、本当に素晴らしかったです。色鮮やかな紅葉や牡丹、鸚鵡や白鶏の輝くばかりの羽の色、そしてポスターにもなっている老松白鳳図の神々しさは、緑や紅のハート模様の愛らしさもマッチして、この一枚の為にも並んだ甲斐があったと思いました。やはりどんなに印刷技術が発展しても、ホンモノのもつ美しさにはかなわないと思いました。
そのほかにも思いがけず乗興舟も展示されていて、嬉しかったです。ちょうどTVで秀吉が伏見から大阪に船が通れるように河川工事をしたというような話を聞いたばかりだったので、尚更興味深く拝見させていただきました。
観たいなと思っていた「百犬図」と「月に叭々鳥図」は前期の展示だったので、残念ながら観ることができなかったのですが、それでも充分満足しました。叭々鳥という鳥は、今回初めて知ったのですが、鹿苑寺障壁画襖絵にも違う構図で描かれていて、若冲は本当に鳥が好きだったんだなぁと感じました。
「ひと月限りの、この世の楽園。」というコピー通りの素晴らしさでしたが、願わくばまた3か月くらいかけて展示していただきたいなと、心から願いました。