メディチ家の至宝
長らく改修で閉館していた東京都庭園美術館に、滑り込みで《メディチ家の至宝》を観てきました。
展示された数々の至宝はまさに眼福、大変素晴らしいものでしたが、展示方法にやや不満が残りました。
これは《メディチ家〜》に限ったことではなく、庭園美術館の方式かもしれません。
まず動線・順路がわかりにくい。みなさん右往左往。
解説のパネルの文字が小さすぎる。高齢者に優しくない。この2点は多くの観覧者がぶつぶつ口にしていたことでした。
本展示に関しては、絵画に描かれた宝飾品の解説が不十分でジュエリー目的だった私にはやや消化不良。
しかしメディチ家が集めたローマ時代の宝飾品の精緻な素晴らしさは筆舌に尽くし難いものでした。改めて芸術のすばらしさ、パトロナイズの必要性を強く印象付けた展覧会だったと思います。